a new departure・・・新たなるたびだち 5 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


突然ヨンに抱き寄せられ
その力強さに、驚きと
そして、安堵感に包まれるウンス。

ヨンの腕の中で、
少し、涙声になりながら、
100年前の高麗から
天門を潜り続けていたことを話始めた。

「ヨン・・・
大丈夫よ。

ヨンを助けたくて
天門を潜って、
たどり着いたのが
100年前の高麗だったけど・・・

でもね。
100年前の高麗で、
天門のこと
いろいろわかったの。

それでね。
何度か、天門を潜ることができて・・・

もう一度、天界に帰ることができたの・・・」

ウンスは、再び天界に帰ることが出来たことを告げた。

『医仙・・・』

ヨンは、ウンスの話に
胸がざわつくのを覚えた。

「それで・・・ね・・・

私は、どうしても
ヨン・・・
貴方の傍に帰りたかった・・・

あれほど、天界に帰りたいって
ヨンに我儘を言っていたのに・・・

でも・・・
私は、ヨンを愛してる・・・
例え、天界に帰ることが出来なくなっても
ヨンの傍にいたい・・・

だから・・・

もう一度、天界に帰ったあの時・・・
天界に思い残すことがないように
全てを整理してきた・・・」

『全て・・・?

それは・・・』

ヨンは、ウンスの言葉の意味を探ろうとする。
そんなヨンの想いを感じたのか
ウンスが、言葉を紡いだ。

「実家・・・

私のお父さんとお母さんに
会ってきたわ。

そして、私は、遠い所に
お嫁に行くけど、
必ず幸せになるから・・・

だから、
心配しないで・・・って。」

『医仙の父上と母上に・・・?

嫁に行く・・・
それは・・・
俺のところ・・・に?』

「あら・・・?
私、貴方以外の誰の
お嫁さんになるのかしら・・・?」

ウンスの言葉に、
驚きの言葉を返すヨン。

そんなヨンに、
ウンスは、愛くるしい笑みを
浮かべながら
ヨンを揶揄ってみせた。

『いえ。
貴女を娶ることが出来るのは、
この世の誰でもありません、俺だけです。』

ウンスの揶揄いに、
ヨンは、少しムキになりながら返事をする。

ムキになりながらも、
ウンスへの愛しさが込み上げるヨンは
再び、ウンスをその腕の中に閉じ込めた。















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun