I am thinking of you・・・ 51 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~誕生・生まれし運命~」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「時をこえて・・・」2周年Anniversary企画といたしまして
現代版ヨンとウンスのお話をお届け致します。

「bonds of love~愛の絆」の続編
挙式後のヨンとウンスの
新婚生活のお話となります。

さて・・・どういう展開になることか・・・(;^_^A
お楽しいただければと思います。

by junjun
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ヨンとウンスが、旅館にチェックインしたあと
暫くすると、旅館の駐車場に、2台の乗用車と
観光バスが到着した。

1台目の乗用車からは、

チェ会長、マンボ姐と、トクマンとトルベが
2代目の乗用車からは、

師叔とシウル、ジホが降り立つ。

観光バスからは、

チュンソクとミョンウォルを先頭に
チェ・カンパニーの従業員がぞろぞろと降りてきた。

「会長・・・

社長がすでに

到着されているようなのですが・・・」

冷や汗をかきながら
チュンソクが駆け寄ってくる。

「ああ。そのようだね。
まぁ、いいんじゃないか?

私たちは、私たちで
慰安旅行に来ているんだ。

気にすることはないさ。」

チェ会長は、チュンソクの心配を他所に
涼し気な顔で言った。

「そ・・・そうでしょうか・・・」

チュンソクの脳裏には
烈火のごとく怒り狂うヨンの姿が浮かんでいた。

「チュンソクさん・・・
大丈夫だと思いますよ。

社長の傍には、
ウンス先生がついていらっしゃるんですから。」

冷や汗が止まらないチュンソクに
ミョンウォルが柔らかな笑みと共に

優しく声をかけた。

「そ、そうかな・・・

うん、そうだね。
社長は、奥様に弱いから・・・

きっと、奥様が社長を

落ち着かせてくれるはず・・・」

チュンソクは、ミョンウォルの言葉に
少しだけ、立ち直る。

そして、慰安旅行の

幹事を務める社員とともに
全員のチェックインをするため、

旅館の中に入って行った。












旅館の受付に、姿を見せたチュンソクと
幹事を務める社員の動きが
一瞬の内に停止する。

受付の前のソファーから、
何とも言えない、冷たい視線を
背中に感じた。

チュンソク達は、恐る恐るソファーに
視線を向ける。

そこには、ニコニコと微笑むウンスと
冷たい視線をチュンソク達にむける
ヨンの姿があった。

「あ・・・しゃ・・社長・・・」

チュンソクは、一端は退いた冷や汗が
全身に湧き出したように感じた。

ヨンとウンスは、チュンソク達の傍へと
ゆっくりと近づいてくる。

『チュンソク・・・』

ヨンの低く地を這うような声が
耳に届く。

「チュンソクさん。
あ、それから・・・
幹事の社員・・・の方ね。

ごめんなさいね・・・
クリニックに来られない方の
お名前と顔・・・まだ覚えきれてなくて・・・

今日は、慰安旅行なんですって?
参加できなくて残念だけど・・・
来年は、ヨンと一緒に参加させてもらいますね。

今日は、皆さんで
ゆっくり、疲れを癒してくださいね。」

ウンスは、チュンソク達に、
ニッコリ微笑み、声をかけた。

そして、隣で、チュンソク達を
冷たい視線でみるヨンの袖を、
ツンツンと引っ張った。

『え?
あ・・・
わかってるよ。

チュンソク。
年に一度の慰安旅行だ。

皆、遠慮せずに
楽しむよう、伝えてくれ。』

「社長・・・

ありがとうございます。
今宵は、大広間で
宴会をいたします。

もし、よろしければ
顔を出してください。」

チュンソクは、ヨンの言葉に
ホッとした。

『ああ・・・
気が向いたらな・・・

(だから、俺たちの邪魔はするなよ・・・)』

ヨンは、心の声と一緒に

一言返事をすると
ウンスの手をひき、
予約してあった離れへと
戻って行った。




















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun