Reincarnation ~誕生・生まれし運命~ 17 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


ヨンは、役場の責任者の男に
村を案内させる。

男は、どこか落ち着かない様子で
気もそぞろに、村を案内した。

『どうした?
何か、気になることでもあるのか?』

ヨンは、村を案内する男に声をかけた。

「い、いえ・・・
そのようなことは・・・

上護軍様。
此方へ・・・」

男は、村の中央から
すこし脇にそれた道へと
ヨンとチュンソクを連れて行こうとした。

『ん・・・
そちらへ、後ほど案内してもらう。

其れよりも・・・』

ヨンは、チュンソクに頷き
歩く速度を速めた。

「あ!
上護軍様?

そちらは・・・」

男は、ヨンとチュンソクが向かった
方向に、慌てて声をかける。

「何か、不都合でもあるのか?」

慌てて止めようとする男に
チュンソクが鋭い声で聞いた。

「え?あ・・・
そのような・・・ことは・・・」

男が、躊躇している間に
ヨンとチュンソクは
目的の場所へとたどり着いた。

「上護軍。
此方が、例の文官の私家です。」

チュンソクは、目的の場所の前で
ヨンに告げた。

『そうか・・・

ならば、挨拶をせねばなるまい。

高麗の為に
尽力した若者だ。

王様より、預かってきたものもある。』

ヨンは、顔面蒼白になっている男を
横目に捕らえながら
チュンソクに言うと、
目的の場所の中に入っていった。












ヨンが、斬殺された若い文官の家の中に入って行くと
チュンソクもその後に続いた。

その後ろで、顔色を蒼褪めたまま
役場の責任者の男が立ち尽くしていた。

チュンソクが、その様子に気付き
男のもとへと戻ってくる。

「何をしている。

この家の者に、取り次ぎは
そなたの役目ではないか?

上護軍に、取り次ぎをさせる気か?」

チュンソクの声に、男は
ビクっと肩をあげる。

「そ、そのようなことは・・・
す、すぐに・・・家の者に声をかけてまいります・・・」

男は、逃げ道を全て封じられ、
どうすることもできない状態に追い込まれていった。










斬殺された若い文官の家は
その死を悼み、暗く沈んでいる。

扉は、固く閉じられ、
時折、人がすすり泣く声が聞えていた。

ヨンは、家の庭に立ち
その哀しみを全身で感じていた。

「上護軍様・・・
今、家のものに声をかけてまいります・・・

此方で、お待ちください。」

役場の男は、額に汗を滲ませ
震える声で、ヨンに告げた。

『ああ、頼む。』

ヨンは、静かな声で応えると
庭に植えられた1本の樹に気付いた。

『チュンソク・・・
あの樹・・・』

ヨンは、後から入ってきたチュンソクに
庭に植えられている樹を教える。

「あれは・・・

あの文官の文に書かれていた樹かもしれません。
調べさせましょう。」

チュンソクは、すぐさま、樹の周辺を
調べさせるよう手配した。





















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ドラマ『シンイ』の2次小説です。
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by junjun