I am thinking of you・・・ 14 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「Reincarnation ~開京の秋~」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「時をこえて・・・」2周年Anniversary企画といたしまして
現代版ヨンとウンスのお話をお届け致します。


「bonds of love~愛の絆」の続編
挙式後のヨンとウンスの
新婚生活のお話となります。


さて・・・どういう展開になることか・・・(;^_^A
お楽しいただければと思います。

by junjun
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午前中のスケジュールを
難なくこなすと、ヨンは、ビルの中にある
ウンスのクリニックへ急ぎ向かう。

その足取りは、どこか軽やかだ。

チュンソクは、ヨンの後ろを歩きながら
その様子を微笑ましく見守っていた。

ヨンがクリニックのドアを開ける寸前。
チュンソクのスマホが鳴り響いた。

ヨンは、ドアに掛けた手を降ろし、
チュンソクに振り返る。

チュンソクは、ヨンに軽く頭を下げると
スマホの通話ボタンをタップした。

「チュンソクだが・・・?

え?
なんだって・・・?

それは、本当か?

わかった・・・
とりあえず、情報をかき集めてくれ。

ああ・・・
社長には、俺から伝える。」

チュンソクは、言葉少なげに答えると
スマホの終話ボタンをタップした。

『如何した?
何か、トラブルか?』

ヨンは、クリニックのドアを背中にし
チュンソクに聞く。

「はい・・・
しかし・・・まだ、はっきりとは・・・」

『チュンソク。
はっきりと言え。

何があった?』

ヨンは、少し強い口調でもう一度聞いた。

「はい・・・
アメリカの子会社の株価が
下落していると・・・」

『なに?
どういう事だ?

朝一番の報告では
そのような気配などなかったはずだ。』

ヨンは、チュンソクから聞いた言葉に驚く。

「はい。
まだ、激しい下落ではなく・・・
通常よりも下落幅が少し大きいとのことで・・・

今、市場の情勢を確かめています。
ですので、社長は、奥様とランチに・・・」

「あら、ダメよ。
そんな呑気なこと言ってちゃ。

ヨン。
貴方が先頭にたって
状況を確かめなくちゃ。」

いつの間にか、クリニックから
姿を現したウンスが、ヨンの後ろに立っていた。

『ウンス!』
「奥様!」

ヨンとチュンソクは、ウンスの姿に
驚き、声を出した。

『でも・・・
ランチの約束・・・』

「大丈夫よ。
私の事なら、心配しないで。

今は、会社の事が最優先よ。

後で、社長室にテイクアウトの
ランチを持っていくから。

社長室で、テイクアウトのランチも
たまにはいいんじゃない?」

ウンスは、ニッコリ笑みを浮かべながら
ヨンに可愛くウィンクしてみせた。

『ウンス・・・
すまない・・・

必ず、埋め合わせするから・・・』

「はいはい、期待してるわ。

ほら、早く社長室に戻って。
皆がヨンを待ってるわよ。」

ウンスは、ヨンの背中を押しながら言った。

「奥様・・・
では、失礼します。」

ウンスに背中を押され、
社長室に戻って行くヨンの後ろで
チュンソクが、ウンスにお辞儀をする。

「チュンソクさん。
気にしないで。

私、これでも社長夫人なんだから・・・ウフフ

ほら、早く戻って・・・」

チュンソクは、ウンスの言葉に
もう一度、お辞儀をすると
小走りでヨンの後を追いかけた。
















*今日のお話
大護軍の憂鬱 286
Reincarnation ~散りし雪の花~ 9
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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun