チェ家のクリスマス 前編 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


ウォンソンが生まれて初めての年の瀬。
ウンスは、どこか落ち着かない様子で
厨の前をウロウロしていた。

「奥様?
如何なさいましたか?」

ヨリが、ウンスに声をかける。

「あ・・・ヨリ・・・

あのね・・・
年の瀬で、忙しいのわかってるんだけど・・・

どうしても・・・お願いがあるの・・・」

「お願い・・・でございますか?」

ヨリは、ウンスのお願いの言葉に
少し警戒をする。

「やだ・・・
そんなに、警戒しないで・・・

あのね、ちょっと、厨を使いたいの。
それから・・・
庭のあの木・・・あの木にちょっとした飾りつけを・・・」

ウンスは、すこしモジモジしながら
ヨリに話す。

「あの木に・・・
あ!《くりすますつりー》でございますか?」

ヨリは、ウンスがチェ家の屋敷に来た
最初の冬に見た、《くりすますつりー》を思い出した。

「ええ・・・そう・・・

ほら、去年は、紅巾の乱とか
いろいろあって、なにもできなかったでしょ?

今年は、ウォンソンも生まれて初めての
年の瀬だし・・・

少しだけ・・・
ね?お願い・・・」

ウンスは、白い細い手を
顔の前で合わせ、少し小首を傾げながら
ヨリにおねだりをする。

「フフフ・・・
畏まりました、奥様。

では、パソンやアイル、ソヨンにも
手伝ってもらいましょう。

奥様の事です。
旦那様がお帰りになる前に、
全て整えられたいのでございましょう?」

「あ、わかった・・・?
さすが、ヨリね。頼もしいわ・・・ウフフ」

ウンスとヨリは、互いに微笑みあうと、
すぐにチェ家の《くりすますつりー》と
宴の支度にとりかかった。










夕刻、ヨンが役目を終え、
小雪がちらつく開京の街を
チュホンに乗って帰ってくる。

屋敷の門の前につくと
甘い香りが漂い香ってきている。

ヨンとテマンは、その香りに
どこか懐かしい想いがした。

「大護軍・・・
この香りは・・・?」

『ああ・・・そうだな・・・
あの方の・・・』

ヨンとテマンは、かつてウンスが作ってみせた
パンケーキを思い出していた。

「そうですよね?
・・・ということは・・・
何か、お祝い事ですか・・・?」

テマンは、ウンスがパンケーキを作るのは
何かのお祝い事があるときと知っていた。

『いや・・・
特には、何もないはずだが・・・?』

ヨンとテマンは、屋敷の門を潜りながら
その甘い香りの原因を探る。

「そうですか・・・

あ!大護軍!!
あれ!」

チュホンの手綱をひきながら
厩へとあるくテマンが、庭の樹を指さし声を上げる。

『ああ・・・なるほど・・・
今日であったか・・・

テマン・・・
例の物を・・・』

ヨンは、テマンにある物を持ってくるように伝えると
ウンスが待つ居間へと向かった。


















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ドラマ『シンイ』の2次小説です。
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by junjun