Reincarnation ~過去の記憶 20~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。


「ん・・・う・・・ん・・・?」

静かに眠っていたウンスから
小さな声が漏れる。

『ウンス?!』

「ははさま・・・?」

ヨンとウォンソン、そしてユリが
ウンスの寝顔を覗き込みながら
呼びかける。

「う・・・ん・・・まぶ・・・しい・・・」

ウンスは、眩しそうに
その瞳をゆっくりと開ける。

『ウンス・・・?』

「ん・・・ここは・・・?
一体・・・」

ウンスは、目の前のを
確かめながら、
あたりを見回す。

ウンスの目には
心配そうな瞳で
じっと見つめる漆黒の瞳と

つぶらな瞳で
ウンスの反応を窺うように
見つめる漆黒の瞳が映る。

「ヨン・・・

ウォンソン・・・」

『ウンス?
わかるのですか・・・?』

「ははさま・・・?」

ヨンとウォンソンは、
ウンスの口から紡がれた
己の名前に、笑みをこぼす。

「ええ・・・
わかる・・・

わかるわ・・・

貴方は、私のただ一人の男(ひと)
そして、高麗の武人、チェ・ヨン。

それから・・・
ヨンと私の・・・
愛しい我が子・・・
ウォンソンに・・・
ユリ・・・

やっと、戻って来れたのね・・・」

ウンスは、ヨンに手を伸ばし、
その名前を呼ぶ。

そして、ヨンの隣で、
涙を堪える、幼い我が子の
頬を優しく撫でながらその名前を呼んだ。

『ウンス・・・』

「は・・・は・・・ははさまぁ~~~!!」

今まで、我慢していた母への
思いが、一気にあふれ出すウォンソン。

その場で、
涙が次から次へとあふれ出す。

ウンスは、ヨンに助けて貰い
床の上に座ると、両手をひろげた。

「ウォンソン・・・
いらっしゃい・・・」

ウンスは、泣きじゃくるウォンソンを
優しくその胸に抱きしめる。

「寂しい想いをさせちゃったわね・・・

ごめんね・・・ウォンソン・・・」

「ははさま・・・
ははさまぁ~」

ウォンソンは、ウンスの腕に
抱きしめられ、母の温もりを確かめる。

『ミョンウォル・・・

この方の容体は・・・?』

ヨンは、傍に控えていたミョンウォルに
ウンスの状態を確認する。

「はい・・・
確かなことは、まだわかりませんが・・・

このご様子ですと、もう大丈夫なのではないかと・・・」

ミョンウォルは、ウンスを目診した結果を
ヨンに伝えた。

ヨンは、ウォンソンを抱きしめる
ウンスを、愛おし気に静かに見守りながら
ミョンウォルの言葉に頷いた。
















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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その際は、スルーをお願いします。

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万が一そのようなコメントをいただきましても
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心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
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by junjun