Reincarnation ~過去の記憶 10~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

窓の外、少し離れた庭の奥では
朝の散歩をしている、チェ尚宮と
ウォンソンの姿があった。

ウォンソンは、ウンスが窓を開けたことに気付き
その方向をじっと見ていた。

「ウォンソン・・・?
どうした?」

急に立ち止まったウォンソンに
チェ尚宮が声をかける。

「ははさま・・・です・・・

けさは、とってもごきぶんがよさそうです・・・」

ウォンソンの嬉しそうな声の中に
寂しさを堪えていることが、チェ尚宮には痛いほどに伝わる。

「大丈夫だ、ウォンソン。

母様は、もうじき良くなる。
そうであろう?」

チェ尚宮は、ウォンソンと繋ぐ手を
強く握りながら聞いた。

「はい、おばばさま。
もうすぐです。
だから・・・ぼくも、だいじょうぶです。」

ウォンソンは、手を繋ぐチェ尚宮に
明るい笑顔を見せた。








朝餉を食し、ミョンウォルが煎じた
薬湯を、鼻をつまんで飲み干すウンスを
ヨンは、優しい眼差しで見守る。

「んん~、やっぱり苦ぁ~い~」

ウンスは、薬湯を飲み干すと
ヨンが用意していた、甘い菓子を
一口口の中に放り込む。

「大護軍様、ウンス様。

今日は、とてもお身体の調子が
良いようです。

この様子ですと、
菩提寺への参拝も
問題ございません。」

ミョンウォルは、ウンスが飲みほした薬湯の
器を片付けながら、ヨンとウンスに告げた。

『そうか・・・
わかった・・・

ウンス。
では、このあと、少し休んだのち
菩提寺に向けて出立いたします。

準備が整うまで、しばしお待ちください。』

ヨンは、ミョンウォルの言葉に
頷くと、ウンスに告げた。

「ええ、わかったわ。

あ、ヨン・・・
菩提寺には、ウォンソンも一緒に
連れて行ける?

お義父様とお義母様に
ウォンソンを会わせてあげたいの・・・」

ウンスの中のウォンソンは
まだ、赤子のままだった。

ヨンは、すでに赤子ではないウォンソンを
ウンスの前に連れてくるべきか悩む。

『ウォンソンの様子を
確かめてから・・・にしましょう。

馬車の準備もあります故、
俺が、様子を見てきます。

ミョンウォル。
この方のこと、頼む。』

ヨンは、苦し紛れの言葉を
ウンスに告げると、
馬車の準備と、ウォンソンとユリの様子を見る為に
部屋を出ていった。

ヨンが部屋を出ていくと、
ウンスは、再び、窓のちかくに歩みよる。

窓の外の様子を
どこか懐かし気に見つめるウンスに
ミョンウォルは、そっと声をかける。

「如何なさいましたか?」

「ん・・・

この宿・・・

どこか懐かしいような・・・
以前、此処に泊まったことが
あるような気がするんだけど・・・」

ウンスは、窓の向こうに見える宿の
中庭を見ながら言う。

「さようでございますか・・・

ウンス様・・・
お召替えを・・・

その衣のままでは
菩提寺には参れませんよ。」

ミョンウォルは、ウンスを窓際から
離すように衣を着替えさせようとする。

「そうね・・・

夜着のままだと
さすがに叱られちゃうわ・・・ウフフ」

ウンスは、ミョンウォルに促されるまま
衣を着替え始めた。
















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
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その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
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心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
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by junjun