missing ~失踪の理由 7~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「愛しき日々~生きてこそ」
限定記事「大護軍の憂鬱」を
お読みいただきありがとうございます。

先日、以前お世話になっていたグルっぽで
綴らせていただいたショートストーリー。

何人かの読み手様より
続きが読みたいとリクエストをいただきました。

どこまで、お届け出来るか
全くわからないのですが・・・(;^_^A

何故ウンスは消えたのか・・・
そして、ヨンはどうするのか・・・
ウンスは、帰ってくるのか・・・

色々な妄想を、お話にしていきます。

期待を裏切るかもしれませんが・・・(x_x;)シュン
お読みいただければ、嬉しいです。

by junjun
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《・・・ヨン・・・
あの時と同じように・・・
サランナムの樹の下で待っていて・・・》








『あの時と同じように・・・?
サランナムの樹・・・

サランナムの樹とは、どの樹の事だ?
まさか・・・あの樹の事か?

ならば、やはり、ウンスは天門の地へ?』

ヨンは、100年前の高麗から
ウンスが戻って来た時の事を
思い出した。

『だが・・・
貴女は、いつ戻ってくるのだ・・・?』

文を読みながら、ヨンが呟く。
その時、文の最後に、見慣れない記号のようなものが
記されていることに気付いた。

『これは・・・

以前・・・すうじ・・・といっていたものか?
それから・・・これは、彼方の文字・・・』

ヨンは、ウンスから教えられ、記憶の片隅に残る
すうじと彼方の文字の意味を思い出す。

『ウンス・・・』

ヨンは、ウンスからの文を読み終えると
再び薬瓶の中にその文を入れた。

そして、懐に中に入れ、その上から手を添えた。

ヨンは、懐の薬瓶を握りしめると
カン・ソンモの屋敷へと向かった。









書雲観(ソウングァン)の門を出ようとしたとき
ユン・ジモンがヨンを呼び止めた。

「迂達赤隊長様・・・
一つ、お耳に入れておきたいことがございます。

お急ぎのことかと存じますが
少々、お耳をお貸しください。」

ユン・ジモンに呼び止められた
ヨンは、不機嫌そうに頷いた。

「実は、星の動きに変化がございます。
されど、それは、天門が開かれるという
動きではありません。」

『それで・・・?
どういう関係がある?』

「はい・・・
あの星の動きは、
高麗における重要なお人の上に
災いが起きるのではないかと・・・

もしかすると、
奥方様の身の上に・・・

どうか、一日も早く
奥方様のお傍にお出で下さい。

奥方様も、それをお望みだと・・・
口では、探さないよう仰ってはおましたが

奥方様も女人・・・
お一人では、心細いはずです・・・」

ユン・ジモンは、星の動きの変化を
ヨンに教えると、そのままお辞儀をして
書雲観(ソウングァン)の中へと戻って行った。

『そのようなこと・・・

お前に言われなくても、わかっている・・・』

ヨンは、書雲観(ソウングァン)へ戻って行く
ユン・ジモンの背中に呟くようにいうと
カン・ソンモの屋敷へと向かった。
















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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun