missing ~失踪の理由 6~ | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。

本編「愛しき日々~生きてこそ」
限定記事「大護軍の憂鬱」を
お読みいただきありがとうございます。

先日、以前お世話になっていたグルっぽで
綴らせていただいたショートストーリー。

何人かの読み手様より
続きが読みたいとリクエストをいただきました。

どこまで、お届け出来るか
全くわからないのですが・・・(;^_^A

何故ウンスは消えたのか・・・
そして、ヨンはどうするのか・・・
ウンスは、帰ってくるのか・・・

色々な妄想を、お話にしていきます。

期待を裏切るかもしれませんが・・・(x_x;)シュン
お読みいただければ、嬉しいです。

by junjun
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《心配しないで・・・
私は大丈夫だから・・・

誰かが言ってた・・・
切実な想いが縁を作り、
記憶だけがその瞬間を果たせると・・・

だから、もう一度、貴方の傍に戻れると信じてる・・・

ヨン・・・
愛してる・・・》









『ウンス・・・

このような文だけ残して・・・』

ヨンは、ウンスからの文を抱きしめるようにして呟く。

「迂達赤隊長様・・・

奥方様は・・・
天門が再び開いたのではないかと・・・
それを、私に確かめに来られたのです。」

ユン・ジモンは、ヨンの背中に
ウンスがユン・ジモンを訪ねた理由を告げた。

『天門が・・・?

そのような報告は受けておらぬ。』

「はい・・・
私も、そのようにお答えいたしました。

しかし、奥方様には、何かを感じられていた様子・・・
その後、ある方に会いに行く必要があると
この観測所で仰っていました。」

ユン・ジンモは、ウンスが最後に立っていた場所を
指し示しながらヨンに教えた。

ヨンは、ウンスの気配が感じられるのであればと
その場所へと歩みよる。

そして、その場所を、愛おし気に
まるで、ウンスに触れるかのように触れた。

ユン・ジモンは、ヨンをその場に残して
ヨンが少しでもウンスの気配を感じられるよう
静かに観測所を離れていった。

『ウンス・・・』

ヨンは、10日前、ウンスの身に何が起きたのか
そして、今、ウンスは無事にいるのか
それを想いながら、暫くの間その場に立っていた。

そして・・・
坤成殿で、ウンスがその名を口にした
カン・ソンモを訪ねようとした時、
ヨンは、観測所の柱のくぼみに光るものをみつけた。

『これは・・・』

それは、日の光に反射した、彼方の薬瓶。
ヨンは、その薬瓶を手にすると、中身を確認した。

『まさか・・・
これが、どうしてここに・・・?』

ウンスから渡されたアスピリンの薬瓶と
100年前の高麗から送られた薬瓶は、
屋敷の閨に、並んで置いてあった。

薬瓶の中には、もう1通、ウンスからの
文が入っていた。

《ヨン・・・

天門を潜った人が、この開京にいる。
そして、その人は、100年前の高麗で
私を助けてくれた人だと思う。

それを確かめなければいけないの。

そして、その人を
100年前の高麗に帰してあげなければ・・・

歴史が・・・時の流れが変わってしまう・・・

ヨン・・・
貴方に黙ってて、ごめんなさい。

でも、
必ず帰るから・・・

ヨン・・・
あの時と同じように・・・
サランナムの樹の下で待っていて・・・》













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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。

また、非難中傷されるような
辛口コメントもお控えください。
万が一そのようなコメントをいただきましても
お返事もできませんし、
心苦しくなるだけですので削除させて頂きます。
ご了承くださいませ。

by junjun