ウンスは、書の中の文字から目が離せなくなった
「奥様?
如何なさいましたか?」
ソヨンが声をかける。
「あ・・・これ・・・
このお話って・・・?」
ウンスは、声をかけてきたソヨンに書を渡し
指さして見せた。
「このお話ですか・・・?
えっと・・・
あ、これは、たしか・・・
高麗の地を造った仙人の話ですね・・・
あら・・・?
でも・・・」
ソヨンは、書の続きを読みながら
首を傾げた。
「ソヨン?
どうしたの・・・?」
ウンスは、ソヨンの様子に
少し不安な声で聞いた。
「あ、それが・・・
少々、お待ちくださいませ・・・」
ソヨンは、書の続きをアイルに見せ
二人で何か話をしている。
アイルもソヨンと同じように首を傾げながら
書の続きを読んでいた。
「ソヨン?
アイル?
どうしたの?
何が書かれているの?」
ウンスは、不安で胸が押しつぶされそうになりながら
二人に声をかけた。
ソヨンとアイルは、顔を見合わせ、
申し訳なさそうな声でウンスに告げた。
「奥様・・・
この書の続きは・・・
私たちが知るものと異なっています。」
「そうなんです、奥様。
私たちが知る話だと、
高麗の地を想像した仙人と
不思議な力を持った娘は結ばれ
末永く幸せに暮らしたと・・・
ですが・・・
ここに書かれている話は
仙人と娘の子を攫い
その血をささげ、永遠の命を手に入れようと・・・」
「なんですって?
それで、どうなったの?」
ウンスは、続きを急かすように聞いた。
「はい・・・
子は攫われる途中に
何者かによって・・・
怒りに狂った仙人が
子を狙った者を矢で貫いたと・・・」
「永遠の命・・・
仙人・・・」
ウンスは、アイルとソヨンの話を聞きながら
呟くように言葉を繰り返した。
「「奥様・・・」」
アイルとソヨンは、ウンスを心配そうに見つめた。

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ドラマ『シンイ』の2次小説です。
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by junjun