愛しき日々~天駈ける狼  6 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。





一方、医院の庭では・・・

怒りの形相のヨンが、
にじり寄るように
内官に近づいていく。

内官は、油汗をかきながら、
しどろもどろと、ヨンの追求を躱そうとしていた。

「上護軍・・・
どうして・・・ここに・・・?

王様の行幸の下見に行かれたのでは・・・?」

『その方に答える義務はない。

一体、お前は、何者だ?
この医院に、何用で来たのだ?』

ヨンは、今にも、鬼剣を抜刀する勢いで
内官に詰め寄ってきた。

「あ・・・

それは・・・
王妃様が・・・
王妃様がお倒れに・・・

それ故・・・上護軍の奥方をお迎えに参ったまで・・・」

内官の男は、目をあちらこちらに泳がせながら答えた。

『王妃様が・・・?
それは、まことか?』

ヨンは、内官の目から瞳を逸らさずに聞いた。

「そ、それは・・・」

『ならば、何故、俺がその事を知らぬのだ?
つい先ほどまで、王様と王妃様に
拝謁してきたのだが・・・?』

「そ、そのあと・・・
王妃様が・・・」

ヨンの言葉に内官が食いつくように答えた時、
医院の門から、テマンが駆け込んで来た。

「上護軍!!」

テマンは、ヨンの隣に立つと
ヨンの耳にある事を告げた。

『そうか・・・
わかった。
ご苦労だった。』

ヨンは、テマンに頷きながら言うと
すぐさま、鬼剣を抜刀した。

『もう一度聞く。

お前は、何者だ。
皇宮では、見かけぬ顔。

そして・・・
王妃様がお倒れになったとは
真っ赤な偽りであること。
すでに確認済だ。

何故、我が妻を連れ出そうとした?

何が目的だ!!』

ヨンは、一瞬のうちに間合いを詰めた。






「チッ・・・
バレてしまったのなら、仕方あるまい。

ま・・・
ある程度、時間は稼げたか・・・?

奥方は手に入らぬ・・・
それも仕方あるまい・・・」

内官の衣を纏った男が不敵な笑みを浮かべた。

『それは、如何いう事だ?』

ヨンは、男の不敵な笑みに
嫌な予感を感じた。

「フ・・・
我が欲しているのは、
武神と天女の血。

天女を攫う事ができなければ・・・」

内官の衣を纏った男は、不敵な笑みをうかべたまま
ヨンの鬼剣を喉元へ自ら突き刺した。

『何をする?!

一体何が目的だ?!』

ヨンの叫ぶような声が、

医院の中に響きわたった。











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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。

ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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by junjun