チェ家の成長日記~空の上のフォン part1 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。
本編「愛しき日々~天駈ける狼 」
限定記事「大護軍の憂鬱」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「チェ家の成長日記~空の上のフォン」は
天に召されたフォンのお話です。

Anniversary企画でご意見をいただきました
こんなお話読んでみたい!の中から
第三弾、空の上から、ウォンソンやユリを見守るフォンの
お話をお届け致します。

「チェ家の成長日記」は、
ヨンとウンスの子供たちのお話です。
ウォンソン、フォン、ユリのお話を
不定期ですが、お届けしていけたらと思っています。

極力、一話完結を目指してお届け予定ですが、
どうなることか・・・junjunにも未知の世界です(笑)

チェ家の子供たちの成長を、広く、暖かなお心で
見守っていただければ嬉しいです。

by junjun
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青く晴れ渡る空に、ぽっかりと浮かぶ
真綿のような白い雲。

今日も、フォンは、天の神様にお願いして
チェ家の屋敷を雲の上から
見守っていた。

まだ幼いウォンソンが、
木刀を片手に、中庭で素振りをしている。

《ハナッ!
トゥルッ!
セィッ!・・・》

小さな身体で、精一杯、剣の稽古をしている姿を
フォンは、時を忘れて見守っていた。

「ウォンソン。
まいにち、がんばっているね。

ぼくは、こうして、おそらのうえから
みまもることしかできないけど・・・

いつも、ウォンソンのことみているよ。

ははさまとユリのこと、
まもってあげてね。」

フォンが、ウォンソンを見守っていると、
部屋の中から、大好きな母、ウンスが
ユリを抱きながら、縁側へと姿を現した。

「あっ!
ははさま!

おげんきそうで、よかった。

あ、あれは、いもうとのユリだ。

ははさまにだっこされて・・・
ちょっぴり、うらやましいな・・・

でも・・・
かみさまがとくべつに、おゆるしくださったから
こうして、おそらのうえからだけど
ははさまにおあいすることができるんだ。
わがままいっちゃ、ダメだよね・・・」

フォンが、ウンスに抱かれるユリをみて
羨ましがっていた時、
ウンスとウォンソンの声が聞えてきた。

《今日も、剣の稽古をしてたの?
手にマメができちゃってたのに
痛くない?》

《ははさま。
だいじょうぶです。
ぼくが、ははさまとユリをまもるためです。

きっとおそらのうえにいるフォンも
おけいこをしているはずです。

フォンにまけていられません。》


「ウォンソン・・・
ぼくのことを
おぼえていてくれたんだ・・・

そうか・・・
ウォンソンは、ぼくのぶんも
がんばってくれてるんだ。

それじゃ、ぼくも、
もっといっぱい、かみさまのおはなしをきいて
ちちさまやははさま
ウォンソンやユリのために
がんばらなくちゃ。

あ、ちちさまだ!
ちちさまがおかえりになった。

これで、ははさまも
すこしは、あんしんしてくださる。」

フォンは、空の上から、
ヨンとウンスの姿を、嬉しそうに眺めた。

「うわぁ~
ちちさまとうぉんそんがけんのけいこをはじめた。

ウォンソン、ちちさまにまけるな!
そう、そこだ!
ちちさまのあしをねらえ!

あ、あぁ・・・おしい・・・
もうちょっとだったのに・・・

でも、ちちさま、うれしそうだ・・・
もし、うまれることができていたら
ぼくにも、あんなふうに、けいこしてくれたかな・・・」

フォンの瞳に、寂し気な滴が浮かぶ。

《フォン。
そこで、見ているか?

お前の分も、ウォンソンは、頑張っている。

姿形こそ、この世に生まれることは

出来なかったお前だが・・・
フォン。
お前は、チェ家の立派な吾子だ。

いつか、生まれ変わって
俺たちのもとへ必ず帰ってくるのだ。

待っているぞ。》

ヨンの心の声が
フォンの心に響き渡るように聞こえてきた。

「ちちさま・・・」

フォンは、ヨンの心の声を聴くと
雲の上で立ち上がり、瞳に浮かんだ寂し気な滴を拭った。




ちちさま・・・
ははさま・・・

フォンは、いつの日か
必ず・・・

ちちさまとははさまのもとへ
かえります・・・

それまで・・・
もうしばらくのあいだ
おまちください・・・






フォンは、
ヨンとウンスへの思いを
そよぐ風にのせる。

風の便りが
ヨンとウンスの心に届くと
二人は、必ず、天を仰ぎ見て
フォンのことを思い浮かべた。











~完~

 


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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。
ドラマ『シンイ』の2次小説です。
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by junjun