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いつも「時をこえて・・・」に
ご訪問いただきありがとうございます。
本編「夢幻花揺れて・・・」
限定記事「隊長の浮気・・・?!」
をお読みいただきありがとうございます。
「途切れし絆~届かぬ想い」は
ヨンとウンスの新婚時代のお話です。
Anniversary企画でご意見をいただきました
こんなお話読んでみたい!の中から
第二弾、をお届けします。
ヨンとウンスが、どうやってこの問題を
解決していくのか・・・
一波乱、二波乱・・・?
暖かく見守って下されば嬉しいです。
by junjun
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ヨンの合図で、禁軍の兵が
尋問の場の入り口の扉を開く。
そこには、武閣氏に連れられ、
項垂れ立つカン・ユンミの姿があった。
『罪人をこれへ・・・』
ヨンは、禁軍と武閣氏に声をかける。
武閣氏は、ユンミを促すと
カン・ヨシクの隣の椅子に座らせた。
カン・ヨシクは、隣に座るユンミの姿に
椅子を持ち上げるほどに驚く。
「ユ、ユンミ・・・
お前・・・生きて・・・
生きていたのか・・・?」
カン・ヨシクは、ユンミの姿を見て
涙を流した。
「すまない・・・
お前の・・・想いを知って・・・
それを利用した・・・
本当に・・・
すまない・・・」
「お義父様・・・」
「だけど・・・
お前・・・自害したと・・・」
カン・ヨシクは、ユンミに聞きながら
王の言葉を思い出していた。
「自害をしたとは言ったが
亡くなったとは、言っておらぬぞ。」
王は、カン・ヨシクを見ながら
憎らし気な口調で告げた。
ヨンは、王の言いように
思わず、口角をあげた。
「いえ、王様・・・
そのようなこと・・・
生きて・・・生きてさえいてくれれば・・・」
カン・ヨシクは、王の前で深々と頭を下げた。
『王様・・・』
ヨンの声に、王は黙って頷いた。
カン・ヨシクとカン・ユンミの
罪は明白となり、王からの沙汰が言い渡される
時が来たのだった。
「カン・ヨシク並びにカン・ユンミ。
その方たちが犯した罪は
我が高麗を亡国に導くもの。
断じて赦される罪ではない。
よって・・・
沙汰を言い渡す。」
王は、悠然とカン親娘を見下ろしながら
沙汰を言い渡した。
「カン・ヨシク。
その方は・・・
権力と富を得んがため・・・
紅巾の朱元璋と手を組み
我が高麗を陥れようとした。
高麗を亡国としようとした罪は
謀反といえる。
よって、カン・ヨシクは謀反の罪により、
極刑を申し渡す。
また、カン一族は両班の身分をはく奪。
財産は全て没収。
奴婢とし、済州島にて役務を務めよ。」
王は、厳然とした態度でカン・ヨシクに
沙汰を言い渡した。
「カン・ヨシク・・・
その方が見た夢は
儚い夢だ・・・
だが・・・その夢は決して見てはならぬ夢なのだ。
高麗は、倭国や元、そして紅巾にも
決して渡すことはない。」
王は、カン・ヨシクに沙汰を言い渡すと
椅子から降り、カン・ヨシクに声をかけた。
「王様・・・
私は・・・なんと罪深いことを・・・
それなのに・・・
我が一族に生きる道を与えて下さり
感謝の想いで一杯でございます・・・
なにも、思い残すことはございません・・・」
「お義父様・・・」
ユンミは、カン・ヨシクへの沙汰を聞き
自分の罪の深さを再認識する。
王は、その様子を見ながら
カン・ユンミに沙汰を言い渡した。
「カン・ヨシクが養女、
カン・ユンミ。
己の想いに捕らわれ
皇宮の秩序を乱した罪。
また、大護軍の奥方、ユ・ウンス殿は
王妃の義姉君でもある。
つまりは、王族。
その王族を侮辱した罪。
全て、義父カン・ヨシクの謀を
助ける為と知っての行い。
断じて軽い罪では済まされぬ。
よって・・・
カン・ユンミの身分はく奪。
江華島へ奴婢として流罪とす。
如何なる慶事があっても
カン・ユンミには恩赦は与えぬ。
生涯を江華島から離れることは赦さぬ。」
王は、ユンミへの沙汰を言い渡した。
「は・・・い・・・」
「ユンミ・・・良いか?
其方は、自害しようと試みた。
だが、それは、唯の逃げ道だ。
チェ・ヨンとの絆は、
その方が赤月隊を離れたときに
途切れたのだ。
そして、そなたの想いは
チェ・ヨンには、届かぬ想いなのだ。
よくわかったであろう・・・
江華島で、つつましやかにすごし
己が犯した罪を悔い改めよ。」
王の言葉にユンミは、涙を流しながら頷いた。
カン・ヨシクの刑が執り行われたその日、
開京から、ひとりの女人が江華島へと旅立った。
~完~

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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。
『途切れし絆~届かぬ想い』は
今回で最終話となります。
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ありがとうございました。
ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
お読みいただき、
イメージが異なってしまうかもしれません。
その際は、スルーをお願いします。
by junjun