bonds of love~愛の絆 159 | 時をこえて・・《シンイ2次小説》

時をこえて・・《シンイ2次小説》

「信義ーシンイー」の2次小説を綴っています。

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いつも「時をこえて・・・」にご訪問いただきありがとうございます。
 本編「unrequited love~儚き想い~」
 限定記事「隊長の浮気・・・?!」
をお読みいただきありがとうございます。
 
「bonds of love~愛の絆」は
現代のヨンとウンスのお話となります。
 広く、暖かなお心で見守っていただければ嬉しいです。
by junjun
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「ソン・ユさん・・・
貴方の申し出を、そのまま信じることはできません。

ごめんなさい・・・」

ウンスは、高麗時代のソン・ユの事を思い出すと、
素直に信じることが出来なかった。

「ウンスさん。
貴女の気持ちもわかります。

私は、断られることも
あるだろうとわかっています。

そして、信じてもらうには、
同士れば良いか、考えてきました。」

ソン・ユは、落ち着いた声でウンスに話しかける。

「今回、トクが【七殺】を雇ったことは
ご存知ですね・・・?

その【七殺】のTOPが、
私です。

そして、【七殺】の組織ごと、
また、私の経営している会社全てを
チェ家の傘下に加えて頂くことを、
此処に、書面にしてあります。

私は、この現代に身寄りのない身。
財産は全て、寄付することになっています。

私の存在全てを、現代から
消し去ります。」

ソン・ユは、書類一式を、テーブルの上に並べおくと、
まっすぐにヨンとウンスをみて説明した。

『そこまでする理由がわからない・・・

何故そこまで、自分を犠牲にするのです?』

ヨンは、ソン・ユの行動の理由を探った。

「そうですね・・・

前世の過ちの償い・・・
とでもいいましょうか・・・

高麗時代の私は、
己の役目の為、手段を選ばず・・・
本物を見ようともしなかった・・・

それが、結果的に、元の滅亡へとつながった・・・

高麗時代のチェ・ヨン将軍とその奥方ユ・ウンス・・・

飛び虫の毒に打ち勝ち、
天門を潜ったと伝え聞いたとき、
ユ・ウンスは、二度と高麗の地を踏むことはないと
思っていました。

しかし、ユ・ウンスは、戻ってきたと
風の知らせで聞きました・・・
そして、チェ・ヨン将軍は、
ユ・ウンスが戻ってくるときの為、
天門の地を元から勝ち取り、
護り続けていたと・・・

その時、お二人の愛の絆の強さを思い知ったのです・・・
時を超え、時代を超えて繋がっている・・・

そんな二人を引き離そうとすることを
どうして黙ってみていられますか・・・

前世の私は、高麗での仕打ちを
死ぬまで悔やみ続けました。

きっと、貴方方二人は、生まれ変わっても
共に生きていく道を選ぶはず・・・

同じ時代に生まれ変われることができたなら・・・
必ず二人に償いをと・・・

その時が漸く訪れたのです・・・」

ソン・ユは、ゆっくりと話終えると、
目の前に置かれた、チェ家特製のオンガム茶を口にした。














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最後まで、お読みいただき、
ありがとうございます。
ドラマ『シンイ』の2次小説です。
私の想像の世界です。
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その際は、スルーをお願いします。
by junjun