きっかけは日経ビジネスのメルマガ。
「今だからこそ、広告オールドスクールの教え」という記事中の紹介。
実用書の類は読まないってどこかで書いた気がするけど(ハウツーとかこうすればこうなる!みたいな文章が嫌い)、この本が紹介されているこの記事自体に、どこか共感するところがあって。
薄い本、税込み800円ほど。
腰巻きには「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」。
…大きく出たなと。
自分が関わっている広告の仕事は、とにかく「新しいことを」みたいな至上命題があって、それを追い求めることに走ったりすることもあるんだろうけど、結局今までに見たことがないものは、そう簡単に創れるものでもなく。
今だったらYouTubeとかTwitterとか使えば新しいのかとか思うこともあるけど、そもそも何が新しいとかって尺度は人それぞれで、何か古いと思われていることと比較した時の、相対的な評価だったりするんだろうなと思う。
重要なのは視点だったり盛り込む玉の振り方だったり、ちょっとした違いを積み重ねること。
その積み重ねの過程で必要であれば、目新しいものを入れる余地があるかどうかを考える。
あくまで必要であれば、余地があれば。
読み終わったのは1週間前くらい。
(いかに薄くても)読み終わった本を持ち歩くような殊勝なことはしない(できない)ので、会社のデスクに置いて、ホコリをかぶらない程度に度々開いてみようと思う。


