きっかけは日経ビジネスのメルマガ。

「今だからこそ、広告オールドスクールの教え」という記事中の紹介。

実用書の類は読まないってどこかで書いた気がするけど(ハウツーとかこうすればこうなる!みたいな文章が嫌い)、この本が紹介されているこの記事自体に、どこか共感するところがあって。


薄い本、税込み800円ほど。


腰巻きには「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」。


…大きく出たなと。



the universe


自分が関わっている広告の仕事は、とにかく「新しいことを」みたいな至上命題があって、それを追い求めることに走ったりすることもあるんだろうけど、結局今までに見たことがないものは、そう簡単に創れるものでもなく。


今だったらYouTubeとかTwitterとか使えば新しいのかとか思うこともあるけど、そもそも何が新しいとかって尺度は人それぞれで、何か古いと思われていることと比較した時の、相対的な評価だったりするんだろうなと思う。


重要なのは視点だったり盛り込む玉の振り方だったり、ちょっとした違いを積み重ねること。

その積み重ねの過程で必要であれば、目新しいものを入れる余地があるかどうかを考える。


あくまで必要であれば、余地があれば。



読み終わったのは1週間前くらい。

(いかに薄くても)読み終わった本を持ち歩くような殊勝なことはしない(できない)ので、会社のデスクに置いて、ホコリをかぶらない程度に度々開いてみようと思う。



その1から約10日くらい。2冊目を読み終えました。

読書量が少なくなっていることを改めて実感しつつ、でも最近の僕の生活なんてこんなものかと自嘲もしつつ。


読後感…その1の時も感じたことですが、「読みやすい」。そして意外に時間が空いても前の話を覚えている。多分内容をちゃんと理解しながらイメージできた上で読み進んでいるんだろうなと思う。



the universe


これがおすすめとかあれがおすすめとか、あんまりそういうことを言うつもりもなく、本は出会いなので。


どこかの誰かがこの記事に出会って、何か興味をひかれることがあれば。



あい、今更です。


最近の読書量の少なさといったら…目も当てられない感じになっちゃってます。多分この1冊も1ヶ月くらいはかかってるかなと。そもそもそういうことが分からなくなるくらい読み終えるのに時間がかかってしまった訳ですが。


この本と村上春樹さんは、僕にとっては何かのきっかけで話題に出た時に、何となくひとつの教養みたいなものとして読んでおきたいと思うモノ、人。知っておかないとちょっと恥ずかしい、みたいな。


the universe


ネタばれはしない主義なので、内容については書きません。それ以外の部分で思ったことは、「難しくない」ってことでしょうか。比喩で表現されている部分には僕には理解できないものもありましたが、その他の要素も含めて、「分かりやすい、読みやすい」というのが正直な印象。お話で扱われている題材についてはともかく、「とっつきやすい」かなと。



久しぶりの記事ですが、記事が上がらぬ間も来てくれている人がいるって、なんか嬉しいもんです。