B10-60 星を継ぐもの 【ジェイムズ・P・ホーガン】 | 深緑の森と風と♪

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「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

1か月以上、読んだ作品の更新をしていなかったので、「船に乗れⅡ」
の後に何を読んだか忘れてしまいました ^^;
とりあえず、「星を継ぐもの」を紹介しまーす(o^-')b

ジェイムズ・P・ホーガンの作品は、このシリーズしか読んだことが
なかったのですが、今年の7月、「SFの巨星逝く」の訃報を聞いたとき、
すごく残念でした。(>_<)ホント、ザンネン!
この作品を読んだのは10年以上も前ですが、今でも強烈な印象が
残っていた作品。
久しぶりに読みたくなり、本棚の奥から引っ張り出して読みました!

星を継ぐもの (創元SF文庫)/ジェイムズ・P・ホーガン
¥735
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☆ あらすじ ☆

月面の洞窟から、真紅の宇宙服をまとった死体が発見された!
綿密な調査の結果、この死体はなんと5万年前のものである
ことが判明する。

 ― この“ルナリアン”は、地球人なのか、それとも、他の惑星
  の住人なのか? ―

世界屈指の科学者たちが、“ルナリアン”の謎に挑み、次第に
明かされていく事実。
しかし、事実が明らかになればなるほど、さらに謎は深まって
いくのだった・・・。
果たして“ルナリアン”とは何者なの?
そして、なぜ“ルナリアン”は月面で死を迎えることになったのか?

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10年以上ぶりに読んでも、この魅惑的な謎と壮大なストーリーに
グイグイと惹き込まれました。
上の“あらすじ”を読んだだけで、夢のある物語だと思いませんか?

実は、初めて読んだときもそうだったのですが、最初、なかなか
ストーリーにのめり込めず苦労しました。
物語は、“ルナリアン”の謎の解明に奔走する科学者たちの姿だけ
といっていいほど(「だけ」とは極端かな??)。
それぞれの専門分野の科学者たちが、いろいろな仮説を立て、
謎に迫っていくのですが、どうしても「動き」が少なく、また、その
仮説も科学的なので(何ていってもサイエンス・フィクションですしネ)、
内容を理解するのにちょっと苦労しました。

しかし、“ルナリアン”の謎が次第に明らかにされ始めると一転。
その明かされた謎や壮大なスケールに、グイグイと惹き込まれて!
月の、太陽系の歴史に「こんな隠された事実があったなら」と
想像するだけでワクワクしてくる、とても夢とロマンがある作品です。

ホーガンの最高傑作のみならず、SFの最高傑作とも言われる
この作品は、「ガニメデのやさしい巨人」、「巨人たちの星」へと
続きます(この三部作で一つの物語として見た方がいいかも)。

そして、第1部の「星を継ぐもの」は1977年の作品なのですが、
第3部「巨人たちの星」(1981年)から10年以上経て、日本では
1997年に第4部「内なる宇宙」が刊行されています。
(しかも、まだ刊行されていないけど第5部も存在するらしい)
私も第4部はまだ読んでいないので、読んでみたいですネ♪