非常に評判がいいのは知っていながら、手に取るのを
ためらっていた小説「理由(わけ)」。
その理由(わけ)は、本の厚さにビビった(^^;)のもあるけど、
それより、以前読んだ「模倣犯」に苦労したことかな。
模倣犯を読んだときは、丸一日読み続けて(止められなくて)
疲れた・・・!。内容も硬派だったし。
なので、「宮部さんを読むのは大変」っという印象が残ったのかも。
- 理由 (新潮文庫)/宮部 みゆき
- ¥900
- Amazon.co.jp
☆ あらすじ ☆
東京都荒川区の超高層マンションで起きた一家4人の殺人事件。
室内には中年男女と老女の惨殺体。
そして、ベランダから転落した若い男。
しかし、四人の死者は、本来、そこに住んでいるはずの家族では
なかった・・・。
概要が明らかになるにつれて,事件は複雑な様相を示していく。
事件はなぜ起こったか―。
殺されたのは「誰」なのか―。
いったい殺人者は「誰」であったのか―。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
この作品は、事件関係者へのインタビューを通して、殺人事件の
「理由」を掘り下げていくという趣向。
一見、単純な動機と思われた殺人事件が、次第に、通常ではあり
得ない事実が明らかになっていくところに、
なぜ? どうしてこの事件は起こったの??
っと理由(わけ)が知りたくなって惹き込まれて行きます。
この作品も、硬派(社会派)的な内容なので、ちょっと入り込みにくい
ところもありますが、さすが直木賞受賞作!
事件関係者の背景にある人生を丁寧に描いていて、関係者のとった
行動にも説得力があります。
そして、同じ事実に対して、関係者のそれぞれの視点から語られて
いるところがおもしろいですネ。
それにしても、事件の遠因って、例えば親子関係だったりと普通に
あり得るもの。そう考えると怖いです。
とれも、読み応えがあった作品でした☆