B10-1 エンド・ゲーム 【恩田 陸】 | 深緑の森と風と♪

深緑の森と風と♪

「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*


この作品は、私がだ~い好きな「光の帝国―常野物語」に
収められている『オセロ・ゲーム』という短編の続編。

『オセロ・ゲーム』は、異様なほどの緊張感と雰囲気の重さが
非常に印象に残った作品でした。
なので、『エンド・ゲーム』がハードカバーが刊行されたときには、
文庫が待ちきれなくて買っちゃったほど☆
(普段、ハードカバーなんて買わないのに ^^;)

そしてそして、昨秋、ついに文庫で発売されて、本屋さんで
見かけるたびに、無性にもう一度読みたくなって・・・。
2010年の第1弾として、読んじゃいました♪

エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)/恩田 陸
¥650
Amazon.co.jp


☆ あらすじ ☆

「裏返さ」なければ「裏返される」―
人々の中に入り混じって現れる正体不明の「あれ」。
その敵と孤独な戦いを続けてきた拝島母子。
だが、ある日、母の瑛子が旅先で倒れて発見される。
母も裏返された!?
そして、残ったのは、娘の時子ひとり・・・。
時子は母を助けるため、遠い昔に行方不明となった父が、
もし、自分に何かあったときには電話するようにと残していた
番号に電話をかけると・・・。

 ☆゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


この小説は、最初にも触れたとおり、緊張感と重い雰囲気を
まとった作品。
そんな、重い空気と緊張感が張り詰めた中で、物語は進んで
いきます。
 - 得体の知れない「敵」との戦い -
 - 「裏返す」か「裏返される」かという緊迫感 -
 - 謎・なぞ・ナゾ ―
この漂う緊張感・緊迫感に、妙に惹きつけられる作品です。

そして、ラストへ向かって二転三転する展開、そして隠された
真実などは、まさに恩田ワールド。
実は、以前読んだときには、自分の中でこの物語のラストが
消化しきれずにいたので、今回、じっくりと読み返しました。
後半に若干、展開が乏しくなった感がありますが、楽しめました!

ラストの展開は少し複雑なので、じっくり読んでみてネ!