まほろ駅前多田便利軒 | 深緑の森と風と♪

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「虹色の図書室」というタイトルで、数年前まで、小説や映画のことを中心に載せていましたが、このたびリニューアル!
 感じたこと、伝えたいことを、小説や映画に限らず書いていきたいと思います♪ よろしくお願いします *^^*

「風が強く吹いている」の “ 三浦しをん ” さんの作品にして

第135回直木賞受賞作。
文庫本が発売されたときから気になっていた作品でした。

読んだのは1か月前なんですけどネ ^^


まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)/三浦 しをん
¥570
Amazon.co.jp


★ あらすじ ★

東京のはずれに位置する都南西部最大の街「まほろ市」。
その駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに、高校時代の

同級生・行天春彦が転がり込む。

高校時代は特段、仲も良くもなかった二人。

なんとなく居ついてしまった行天とともに、ペットのあずかり、

子どもの塾への送迎、納屋の整理などなど。
普通にありふれた便利屋への依頼のはずが、なぜか

きな臭いことに・・・。


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行天からは「おせっかい」と言われるが、実は、心の優しさ

からで、やさしすぎて自分が傷ついているような男、多田。
物事に無頓着で、気遣っていないようにしていながら、

さりげなく多田を気遣う行天。
そんな二人の関係が心を温かくさせてくれます。

多田の中では、特段、仲が良いとも思っていないのに、

いないと何となくさみしい・・・そんなふうに行天に対して

思っていく心情の変化がいいですね。
それぞれが心に傷を抱えた二人の中年男が、不器用

ながらも生きているところが自分に重なるよう。
さりげない二人の心の温かさ、やさしさがやけに印象に

残る物語です。