先日公開した僕のブログ記事で、
「新学習指導要領が実施されても
地域の公立中学校は数年前から移行措置対応しているので
問題ないだろう」
という見解を述べさせていただいたのですが、
少し訂正します。
改めてこの新指導要領についてとらえ直すと、
僕ら塾講師も、もっと意識する必要があるなと思いました。
さて、中学校の新学習指導要領で、
理科の教育現場はどう変わるのか?
分かりやすく特集しているビデオが、
ScienceNewsで特集されているのでご紹介します。
▼
要するに中学校の理科では、
●これまでの知識詰め込み教育よりも、
サイエンスに対して積極的に取り組み、とらえ、アウトプットする思考をはぐくむ
●これまでよりも深い内容/広い範囲のサイエンスを扱う
この2つの方向転換が起こるだろうと思います。
おそらく、
この転換に対して 中学校の理科授業では
キャッチアップしきれない生徒が増えるんじゃないかと思います。
これまでですら、
「学校の理科がサッパリわからない」と言って塾に来る子供が大勢います。
そういった子供には、僕の講義で
学校の授業でやった内容も
ほとんどゼロから解説しています。
過去の「塾」が担っていた役割は、
テストの点を伸ばすための「お勉強」を担当する割合が大きかったですが、
今後は、より
「学校教育でキャッチアップしきれなかった部分を補う」
という役割を塾が担う割合が増えていくと思います。
僕ら地域の塾講師は、
より 学校教育の現状を理解して、
バックアップする意識を持っていく姿勢が
今後も求められると考えています。