AKBが中学の参考書コーナーを席巻している件について | 2013理科の時事問題をたくさんUP。受験、中学・高校定期テスト向け

2013理科の時事問題をたくさんUP。受験、中学・高校定期テスト向け

毎シーズン、テストの時期になってくると 忘れたようにやってくる時事問題対策。いつも、「あ~、普段からニュースに目を光らせておけばよかった・・・」と思うんだけど、気が付いたら忘れてる。そんなあなたのために、時事ネタをUPしていきます。

こんにちは。淳chです。

もしかしたら、
「教育をナメんな!」と 怒る人もいるかもしれません(笑)

僕はAKBファンというほどではありませんが、
「どんなに参考にならなそうな参考書からも、
参考になる所を見つけ出す」
という信条で、解説していきます。

■最大の障害
中学生に理科を教える場合、
もっとも大きな障害になってくるのは
「みんな、理科に興味が持てない」
ということです。

・身近に感じられない
・実用性が感じられない
・教師の説明がわかりにくい
・学ぶメリットが感じられない

中学生にとって、理科に興味がわかない理由は山ほどあります。

そんな中、彼ら・彼女らに、
ユーモアをもって興味を誘いつつ、世の中と理科を結びつけ、
科学がいかに人々に貢献しているかを伝えながら
成績上の結果を出させていく

…という命題を、
講師は 常に抱えているわけです。

■書店でビビる
前置きはここまでにして・・・

今日も 何かの手がかりやヒントを求めて、
有隣堂書店の参考書コーナーに出向いてみました。

中学までの理科で世の中がわかる!



なんか参考書コーナーが大変なことになってる…!
AKBだらけじゃないっすか

■中身は普通の参考書以下だけど
理科、立ち読み。
とりあえずAKBメンバーの写真を組み合わせて、
漫画風に 薄~く理科を解説したという内容です。

参考書としての機能性でいうと、
「あらためて買うほどのものではない」
と思いました。

■参考になる点

たとえば
「光の性質」などについての解説。

最初にAKBの子が
「そういえば、舞台で浴びるスポットライトってまぶしいよね」
 
「じゃぁ、光の性質を勉強してみよう!」

みたいな流れ(笑)。

一見ばかばかしいですが、ここにはヒントが隠されています。

■興味を持ってもらわなければ何も始まらない

たとえば単純に、
光って何だろう?」と漠然と問いかけるよりも、

AKBの浴びるスポットライトの照度は何ルクス?
と問いかけた方が、
最初のとっかかりとして、光の話題に入っていきやすい。

そうでなければ、いきなり「光」という、
漠然とした壮大で非日常的な話題から、無理矢理ねじ込んでいかなければならない。


テーマは何でも良いんですが、
まず最初に、相手が興味を持ってくれるための切り口が必要です。

たとえば僕だったら、
・元素の話をする時には マンガ「鋼の錬金術師」の話から入る。
・進化論の話をする時には「ポケモン」の話から入る。
と、ネタを決めています。

しかもそれは、
僕にとって興味が持てる話ではなく、
受け手(中学生)にとって興味の持てる話でなければいけない。

たとえば中学生相手に
「レアメタルが世界経済に与える影響」
と言っても、全く中学生には響かない可能性が高いです。

そういう面では、
AKBという受け入れられ易いキーワードを、
切り口として賢く使っていくのも ひとつの手段です。

(もちろん、そこから先は、しっかりと科学的な説明をしなければ話になりません)

■結論
・この参考書は買わない(笑)
・しかし、「受け入れられやすい切り口を探す」という視点については同意。