そのうちの1つで、とっても大切なことが「歯磨き」です。
お家での歯磨きはもちろん、クリニックでの治療を受ける前には必ず歯を磨いて下さいとお伝えしています。
そのためにクリニックの歯磨きコーナーには歯ブラシやオーラルケア用品を、自由に使っていただけるように用意しています。
歯磨きをしないままで診療チェアに上がると、歯と装置の周りにたくさんの食べカスや汚れが残ったままになっているので、歯と歯の間のわずかなスペースや小さな虫歯を見逃したりする恐れがあります>_<
もちろんそんなことのないように、できるだけ食べカスや汚れを取り除こうとしますが、そうすると患者さんの矯正歯科治療のための大事な予約時間が失われてしまいます(ー ー;)
私の好きなマンガで、以前これまた私の好きな俳優の阿部寛さんが主演でドラマ化された『ドラゴン桜』
この中で、破天荒なやり方で落ちこぼれ生徒たちを東大に合格させようと奮闘する主人公が新米教師に、魚釣りを知らない生徒たちと無人島に取り残されたとき、自ら魚を捕ってくるのではなく、生徒たちに魚の捕り方を教えるのが本当の教師の仕事だ!と説くシーンがあります。
私たち歯科医師や歯科衛生士の仕事もそうなのかもしれません。
患者さんが来院した時に歯をきれいにして差し上げることはもちろんですが、それよりも大切なことはなぜ丁寧な歯磨きやお手入れが必要なのかを患者さんが理解して下さるまで根気よく説明し、そのやる気をひきだすこと、そして家での歯磨きやお手入れ方法を指導することなのではないかと思います。
『ドラゴン桜』の桜木さんのように「歯磨きは簡単だ!」と言いたいところですが、一人一人に向き合った指導をするのはなかなか根気がいります。
患者さんの大切な歯は、私達にとってもすごく大切なものです。守っていくためには患者さんと私たちがしっかりタッグを組む必要があります。
患者さんのやる気が不可欠で、私たちだけが空回りしても意味ないのですf^_^;
ぜひ歯磨きで皆さんの歯を守って、長持ちさせていきましょう*\(^o^)/*