三上は、自他ともに認める

器用貧乏だ。


だいたいのことは

見て覚えるし

さほど時間が掛からずに 

人並みくらいにはできるようになる。


だから

ある程度、責任があることを

任される立場になることが多い。


何をやっても

中の上くらい


何をやっても

そこそこに、できるヤツである。


だが、そこそこでは

結果には結びつかないこともよく知っている。


器用貧乏な三上の特徴として


自分の感覚を信じきっている


というのがある。


たいがいのことを自分の感覚で

乗り切ってきたので無理もないのだが

感覚は、歳とともに鈍るものだし

時代に合う、合わないも多分にある。


自分の感覚だけを頼りに

生きてきた人間には

基準とするものがない。


だいたいこんな感じだろ


と、決め打ちで乗り切ってきたので


基準から考え


少しプラスに

少しマイナスに


という調整機能が働かない。


感覚がズレはじめると

全ての決断に迷いが生じる。


人生は決断の連続だ。


その度に迷っていたら

時間がいくらあっても足りないし

残された時間が想像できるくらいの

おじさんには、迷っている時間はない。


基準を作り、データをとる。


地道な作業だが

今更ながら基準を作り

そこから考えようと思った、そんな朝です。


基準点から物事を見て

ぼくらの挑戦は続きます。