芝居は、心体表現だ。


心が、どう動き 

それに反応して身体が、どう動くか。


役を作る時に 

徹底的に考える。


心が動くから、足が一歩前に出る

心が動くから、声を張り上げる。


心が先

それに、身体が反応する。


ベテランになればなるほど

身体は勝手に動くようになる。


芝居の上手い役者は、よくこう表現する


心が動けば、身体は自然とついてくる。


はじめのうちは、これが

なかなかできない。


だから


身体が反応できるようになるために

稽古に励む。


稽古場では


お前の気持ちはどうでもいいから


動け!

叫べ!

飛べ!


とか、心より先に身体

外的要素から取り組むことが

よくある。


まずは、その体勢を作り

あとから、心、気持ちを載せていく。


それを繰り返し

心を動かしただけで、身体とともに

表現できる役者になっていく。


芝居は、心体表現

そして、人間表現。


普段の生活でも

上手くいかない時は

心と身体が伴っていないのではと思う。


人と向き合って話す時

その人に、ちゃんと身体を

向けて話しているのか?


気持ちが前向きなのに

後ろ足体重になっていないか?


身体の体勢で、人に与える印象は

ずいぶんと変わってくる。


気持ちが伝わらない時

身体が伴っているのか

そんなとこから考えてみるのも

必要なのではと思った

そんな朝です。


心と身体のバランスを整えながら

ぼくらの挑戦は続きます。