人との比較が、人の不幸の

始まりのような気がする。


三上には

愚痴を言わせたら 


お前、日本一かよっ!


という後輩がいる。


こいつの愚痴のポテンシャルは

ハンパない。


あー言えば、こう言う

こー言えば、もっと言う。


最初のうちは

口を開けば、愚痴しか出てこないので

話すのも、鬱陶しいと思っていたが

最近は


いつか、諭してやろう


という気持ちで聞いている。


もはや、感心してしまうのだが

後輩は、自分の愚痴を正当化する為に

日々、こ難しい本を読み漁り勉強している。


こちらもある程度の知識がないと

高尚な愚痴とは渡り合えない。


そこで、三上も勉強するという

思わぬ相乗効果が生まれている。笑


後輩の愚痴は

あらゆる分野を網羅しているのだが

共通しているのは


比較だ。


人と比べて、自分は


あの人は優遇されているのに、自分は


上流階級と比べて、自分は


世界と比べて、日本は


言い出したらキリがない。


人の悩みの大半は

人との比較ではじまっていくように思う。


人と比べて愚痴を言い

もし仮に、それが改善され

その人が、自分と同じ扱いになったところで

自分の生活は何も変わらない。


なので


新たな比較を探して

また、愚痴、愚痴、愚痴。


誰も幸せにならないことに

時間を費やす。


そのエネルギーを他に向ければ

なんでもできるような気がしてならない。


人との比較が不幸の始まり。


気をつけないと

簡単に自分もそちら側にいってしまう。


気を引き締めて

そして、後輩を諭すために

今日も勉強しようと思った、そんな朝です。


人と比べず、自分を見つめ

ぼくらの挑戦は続きます。