17歳で、はじめて舞台を観た。


知らなかった世界に触れ

魅了され


自分も、あそこに立ちたい!


と心が震え

今、ここにいる。


はじめた頃は、知らないことばかり

できないことばかりで

苦労もしたが、少しずつ学び

気がつけば、28年目。


できなかった事も

それなりにできるようになった今


改めて考える


自分は、何のために

芝居をやっているのか?


はじめた頃は

ただただ楽しかったのだと思う。


憧れの舞台に立ち、演じ

拍手をいただく。


楽しくない訳がないっ!


楽しいからこそ

舞台に立ち続けてきたのだと思う。


でも

楽しいだけでは続けてられない。


志半ばで、何人もの仲間が去っていくのを

何もできずにただ見送ってきた。


もう楽しいだけじゃ、続けていけないことも

知っている。


それでも、芝居を続けている。

そして、この先も。


だから、考えなくてはいけないと思う。


何のために?


自分から芝居をとったら

何も残らないと思う。

何の価値もないと本気で思う。


自分のできることは

自分のできる仕事は

何なのだろうと考える。


仕事とは

人に喜びや楽しみを与えることだと思う。


喜びを与えるために

人が求めていることに耳を傾けて

楽しんでもらうために

それに全力で応える。


喜び、楽しみを与え続けていけば

また、人から求められる。

そして、また全力で応える。


その積み重ねが

仕事に変わっていく。


仕事とは、自分が楽しむことでもなく

お金を稼ぐことでもなく

人のために自分ができることをやり

人に喜びや楽しみを与えることだと思う。


三上が、人に喜びや楽しみを与えられるの

だとしたら

それは、芝居しかないのだと思う。


そして、それが与えられていないから

仕事になっていないのだとも思う。


何のために?


今、自分のできることを

もう少し考えてみようと思った

そんな朝です。


自分の仕事を探しながら

ぼくらの挑戦は続きます。