曝け出せ!

芝居の稽古で、よく聞く言葉だ。

役者をはじめると

自分を解放する、という壁に
まずブチあたる。 

大きな声を出す
泣く
怒る
叫ぶ

役者により様々だが
何かしらの壁があり
それを乗り越えなければ演じられない。

芝居を見て、違和感を感じる役者は
何かを乗り越えられていないのだと思う。

乗り越えた時は

心の底から感じ、無意識に

声を出している
動いている

みたいな状態になり
演じている意識がなくなる。

日常はどうなんだろう?
と思う。

常識や慣習
人の目を気にして、毎日過ごしている。

知らず知らずのうちに、壁が出き
自分が本当は

何が好きで
何がやりたくて
どうなりたいか

分からなくなっている気がする。

曝け出せ!

そこにこそ、自分という
唯一無二の人間がいるのだと思う。

上部だけで作ったものは
もう見飽きた

お腹いっぱいだ。

否定されようが非難されようが
曝け出し
目の前に立ちはだかる壁を
乗り越えようと思った、そんな朝です。

曝け出し、解放しながら
ぼくらの挑戦は続きます。