はじめて、舞台出演が決まり
ワクワクしながら稽古に行った。

三上の出演の場になり
めちゃくちゃ緊張しながら演技をした。

はじめは緊張で何もできなかったが
時間とともに徐々に慣れ 

自分が思うように台詞を言い

自分が思うように動いた。

上手いとかヘタとかいうレベルでは
なかったが
めちゃくちゃ気持ち良かった。

演出家に言われた

「自分の気持ちがイイところでやるな
 違和感を持って芝居しろ」

違和感を持つ⁇

はじめは意味が分からなかった。

違和感を持ってたら、変じゃん!

理解するのに、とても時間が掛かった。

舞台と映像の演技には、違いがある。

感情的には、どちらも一緒だが
表現に違いがある。

映像は、目の前の人に向けて演技するが

舞台では、劇場内にいるすべての人に
向けて演技をする。

舞台演技は
劇場という空間を支配しなければならない。

その為に
声は大きくなるし
動きも大きくなる。

今となっては、劇場のキャパに合わせて
声と動きのボリューム調整が
意識しなくても勝手に行われる。

舞台に慣れ過ぎて
映像の現場では、1人だけ声がデカく

「少し抑えてください!」

と言われることも多々ある。

今では普通だが
はじめての舞台では、できる訳もなかった。

違和感があって当然だし
違和感があることが正解だ。

人は、慣れていないことをやる時
ストレスを感じる。

そのストレスが違和感だ。

大人になると極度に
違和感を避けたくなる。

変化する時、成長する時には
違和感が必要なのだと思う。

自分らしくでは、成長できない

違和感はお友達!

で行こうと思った、そんな朝です。

違和感を普通に変えながら
ぼくらの挑戦は続きます。