三上は、生意気にも外組で 
演出をやらせてもらっている。

別に
演出家を目指している訳ではない。

なんて言うか

成り行きで、演出をすることになった。

演出と言っても
外組公演はキャスト六人なので
役者さんは、手練れ揃い。

演出するまでもなく勝手にやってくれる。

客演さんには、いつも感謝です!
あざーすっ

まぁ、演出って言うか
みんなの意見のまとめ役みたいな感じです。

そんな三上ですが
稽古に入ると必ず言うことがあります。

「キャラクターを出すために
 コント、もしくは漫画みたいにやってみて!」

そう言うと

役者さんは、とても大袈裟に演じようと 
してくれます。

おそらく役者さんの感覚では
有り得ないくらいの大袈裟な感覚で
やってくれていると思います。


見ている方としては、さほど大袈裟には
見えません。

たとえ大袈裟に見えたとしても
稽古していくうちに馴染んでしまう。

それを見てきて、三上が思うのは

人は簡単には変われない

ということだ。

今までの経験で積み重ねてきたものは
そう簡単には変わらない。

変化を求めるなら
自分の感覚にないものをやるくらいで
丁度いい。

違和感があるものは
無意識に自分の感覚に戻そうとする。

小さい変化を求めるにも
まずは大きな変化から起こすことが必要だ。

70点を目指して、70点取るのは難しいが
100点を目指せば、70点は取れるみたいな
そんなイメージが大切だと思う。

三上も変化を求め
生活習慣を変えることから
思考、行動を変えようと
いろいろと挑戦をはじめた。

瞑想とかやりだして
どこに向かっているのか
たまに分からなくなるが

怠惰な生活を送ってきた三上は
それぐらいで丁度いいと思う。

慣れてくれば、どうせイイ塩梅に
落ち着くだろう。

まずは、なんでも大きくやってみよー!

そんなことを考えながら
ぼくらの挑戦は続きます。