救助ヘリコプターを待っている間に
カメラを担いだ報道陣も集まってきた。
救助ヘリコプターが到着。
救助ヘリコプターのまわりには
報道ヘリコプター3機。
もう大事件だー!
中州の二人を一人ずつ、吊り上げていく。
無事に二人が救出された直後
中州は完全に水没した。
まさに、危機一髪だった。
その後、事情聴取のようなものがはじまった。
三上も答える。
「自主制作の映画の撮影中でした…」
警察官は無線で報告している。
「自主制作の映画の撮影中、水位があがり
取り残されたもよう、どうぞ!
で、 内容は?」
「仲の良い3人がいまして、あることを
きっかけに…」
「男二人が女一人を取り合う、恋愛もの。
どうぞ!」
その報告いるっ⁈
報道陣もやってくる。
三上もテレビに出たいとは言っていたが
決っしてこういうんじゃない。
「どういう状況だったんですか?」
「いや〜僕はただの通りすがり者です。」
ずぶ濡れで、着物姿だけど
しれ〜と、シラを切る。
騒ぎも落ち着いたころ荷物を確認すると
幸運なことに三上の荷物は岸に渡っていた。
財布や携帯電話を流された人は何人もいた。
その夜、外組の譲と飲む約束をしていたので
ちょっと遅れそうと連絡を入れる。
我ながら、ノンキである。
電話で譲に事情を説明していると
「え?じゃ今やってるテレビのニュース
潤さんたちですか?
へぇ〜、やりましたね!全国放送。」
コイツも、ノンキか!
ともあれ、全員無事だったことは
奇跡だったと思う。
救助隊の皆様には本当に感謝です!
ありがとうございました。
いよいよ
外組の挑戦!
解散を賭けた3000人公演までの軌跡
はじまります。
