久野 淳(くのじゅん)のブログ 歯科医師 栄養指導 栄養療法 オーソモレキュラー 糖質コントロール 食育 食の安全 栄養マニア 料理教室 -23ページ目

久野 淳(くのじゅん)のブログ 歯科医師 栄養指導 栄養療法 オーソモレキュラー 糖質コントロール 食育 食の安全 栄養マニア 料理教室

街の歯医者さんをしながら複数のコメディカルの学校で講師をしたり、一般の方向けのセミナー活動をしています。栄養療法を日々の臨床に取り入れ、自身もゆるい糖質制限をしながら食育、食の安全に取り組んでいます。



もうすぐ7月ですね!これから日中
気温もドンドン上がってきますね。暑い夏が近づくにつれ
て大問題となるのが熱中症対策のスポーツドリンク(清涼
飲料水)です。

昔からのポカリスエットやアクエリアス、最近のものだと
グリーンダカラとか、全て異性化糖(果糖ブドウ糖液糖な
ど)、果糖、ブドウ糖などがたっぷり入っていますし…そ
んなもの運動後や熱中症対策として毎日のように飲んでい
たらアタマも身体もおかしくなってしまいますよね…もち
ろん歯も歯周組織も口腔粘膜もおかしくなりますからね!

下記に各スポーツドリンク系や○○ウォーター系の炭水化
物(ほとんどすべてが糖質)の量をまとめてみました。

炭水化物の多い順から(100g当たり)
・ カルピスウォーター(カルピス) 11.1g(500m
l中に55.5g)
・ ソルティライチ(KIRIN) 8.4g(500ml中
に42.0g)
・ ポカリスエット(大塚製薬) 6.2g(500ml中に
31.0g)
ビタミンウォーター(サントリー) 5.2g(500m
l中に26.0g)
レモンウォーター(武田食品工業) 5.2g(500m
l中に26.0g)
アクエリアス(日本コカコーラ) 4.7g(500ml
中に23.5g)
・ トロピカーナ ココナッツウォーター(KIRIN) 4.5g(500
ml中に22.5g)
・ グリーン ダカラ(サントリー) 4.4g(500ml中に22.
0g)
アミノバリュー(大塚製薬) 3.6g(500ml中に
18.0g)
スーパーH2O(アサヒ) 2.9g(500ml中に1
4.5g)
アミノバイタル ボディリフレッシュ(味の素) 2.9g(500ml中
に14.5g)
ポカリスエット イオンウォーター(大塚製薬) 2.8g(500ml中
に14.0g)
アミノサプリ(KIRIN) 2.0g(500ml中に
10.0g)

ポカリスエット500ml1本中には(炭水化物31.0
g)、小さめの角砂糖で約9個も入っている計算になりま
す。カルピスウォーターにいたっては、500ml1本中
に(炭水化物55.5g)角砂糖がなんと約16個も入っ
ていることになります。

上記でも炭水化物が少なめのドリンクには、糖質の代わり
にもれなく人工甘味料(スクラロース、アスパルテーム、
アセスルファムK、L-フェニルアラニン化合物などが
入ってきます。糖質がさほど少なくないドリンクでもスク
ラロースが入っているものもありますので要注意です(上
記のドリンクの中で ※ がついているものは人工甘味料入りです)!糖質をカット
するともれなく人工甘味料がついてくる…不健康の悪循環
ですね…

また、運動後は交感神経が緊張し、それにより分泌された
アドレナリンコルチゾールの働きにより(肝臓でのタン
パク質の糖化を促進)、血糖値が上昇する傾向にあります
。そこにスポーツドリンクの大量の糖質が加わると、さら
に血糖値を急激に上げてしまうことになります。すると血
液中の浸透圧が高くなり、電解質のバランスが崩れ、最終
的に細胞内の水分は外へ流出してしまいます。これにより
水分を摂っているのにも関わらず、細胞内が脱水症状とな
ってしまう危険性があります。

結論から言うと、熱中症対策には糖質入りのスポーツドリ
ンクなんて全く必要ありません!!

それではスポーツドリンクを飲まないとすると、どのよう
な飲み物で水分補給(熱中症対策)をしたら良いのでしょ
うか?

基本的には、「ミネラルウォーター」又は「むぎ茶」などで十
分です!普通の水であったとしてもこまめに飲んで、その
後の食事で発汗などで失った少量の塩分を補いましょう。

また最近では「ウォーターローディング」というスポーツ
の世界で注目されている水分補給法もあります。これは試
合(運動)前の一定期間、毎日1~1.5ℓの水を少しず
つ摂取することで、体を常に水で満たしておくという方法
です。すると試合(運動)中、発汗により水分を失っても
、運動能力の低下や熱中症などを防ぐことができるという
訳です。

よくスポーツドリンクを飲むくらいなら…

「水飲んで岩塩でも舐めておいてください!」
「水飲んで梅干しでも食べててください!」

とか言われることも多いですが、野外で激しい運動をして
、玉のような汗を大量にしかも長時間かくようなことがな
い限り、発汗によって塩分が喪失することはありません。

私たち日本人は、塩分に関しては必要量をはるかに上回る
量を普段の食事で摂取しているため(世界的に見ても塩分
摂取多い国です)、日常生活でジワジワと汗をかく程度の
場合には、さらに意識して塩分を補給する必要はないので
す。

そもそも熱中症というものは、気温や湿度の高い環境下で
の水分&ミネラル不足という問題以前に、睡眠不足や朝食
などを抜いている場合など、発症リスクが上がります。始
業前には栄養を考えた朝食をしっかり摂り、就業後は夜更
かしをせず睡眠時間を十分にとるなど、規則正しい生活を
送ることが大切です。

その中で最も重要なのが日々の食事の中での「タンパク質
の摂取」
です。


体内においてアミノ酸からタンパク質が合成されると(ペ
プチド結合すると)、1つの水分子がつくられます。十分
なタンパク質の摂取によって、アミノ酸が足りていて、そ
れを材料としてタンパク質が再び合成されることで、細胞
内に水分子を蓄えることができるようになり、脱水を防ぐ
ことができるのです。

また、日頃からタンパク質を摂取していると、体内にて
ルブミンが作られるようになります。アルブミンには水分
を保持する働きがあるため、血液中にアルブミンが増える
と(血清アルブミン)、水分が引き込まれ循環血液量が増
えるのです。血液は、汗の材料でもあるため、循環血液量
が増えると、汗をかきやすくなったり、皮膚血流の増加に
よる熱放散をしやすくなったりして、体温が上がりにくい
体になるのです。分かり易くいえば、アルブミンは体に水を貯えておくスポンジの様なものと考えて下さい。

血液中のアルブミン量が減少すれば、血管外に水がたま
って「むくみ」や「腹水」、「筋肉障害」などを起こしま
す。さらに、アルブミン量が少ない状態が続くと「心筋梗
塞や脳梗塞」など、血管の病気も起こりやすくなり、さら
には免疫力の低下も起こるようになります。

(前述したように)逆に血液中のアルブミンの量が十分で
あると、水分が引き込まれ循環血液量が増えることで熱中
症対策につながるのです。

アルブミン値を上げる食品には

肉類や卵
チーズやヨーグルトなどの乳製品
豆腐や納豆など大豆タンパク
魚類


などのタンパク質(主に動物性タンパク質)が上げられま
す。もちろん、代謝や補酵素として重要なビタミンミネ
ラル
も同様に摂取することも大切です。

夏本番になる前から、しっかりと食生活の改善を行って日
頃からタンパク質をしっかり摂るようにしましょう。そし
て熱中症に負けない強い身体作りを心がけていきましょう


ご注意:
別の基礎疾患などがあり、タンパク質の摂取に制限がある

場合、またはタンパク質の摂取の仕方に偏りがある場合に
は、かえって健康を害する恐れもあります。またタンパク
質不足が解消されていない状態で(またはタンパク質の摂
取が十分な場合でも)熱中症などを発症してしまった(ま
たはその疑いがある)場合には、速やかに水分等の補給を
して、適切な処置を行い、医療機関を受診するようにして
くださいm(_ _)m

参考資料:
エビアンHP「スポーツ界で注目の水分補給 ウォーターローディング法」
ためしてガッテン「血液からツヨくなる!熱中症で死ぬも
んかSP」
身体の免疫細胞の約7割が存在するといわれる腸内環境
整える上で食物繊維は絶対に欠かせないものです。食物

繊維とは、栄養学的には炭水化物に含まれ、炭水化物から

食物繊維を除いたものが糖質です。

食物繊維は、以前は「吸収されない」、「必要な栄養素まで

出してしまう」などの理由から、食べ物のカスだと考えら

れ、栄養素として認識されていませんでした。


現在では、タンパク質、脂質、糖質の「三大栄養素」、そ

れにビタミン、ミネラルを加えた「五大栄養素」、その次

「第六の栄養素」として食物繊維が位置づけられるよう

になりました。

食物繊維は、腸内では消化・吸収されることなく体外へ排

出されます。まさに便通を改善してくれる重要な栄養素と

いえます。

最新の日本人の食事摂取基準(2015年版:厚労省デー

タ)では、食物繊維の目標量は、18歳以上70歳未満で

1日あたり男性20g以上女性18g以上とされてい

て、男女とも2010年版の食事摂取基準よりも目標量が

1日あたり1g引き上げられています。

また、2010年版までのデータでは18歳未満の目標量

が設定されていなかったのですが、2015年版ではあら

たに6~17歳までの目標量が設定されました(6歳未満

は未設定)。

これは近年小児において頻度の高い健康障害には「便秘」

があり、小児期の食習慣はその後の食習慣に影響する可能

性があるばかりでなく、小児期の食習慣が成人後の循環器

疾患の発症などに影響を与えている可能性も示唆されてい

ることから目標量を定めたものと考えられます。


このようにわずか5年間においても食物繊維を摂取する重

要性が高まっているのです。

しかしながら平成24年の国民健康・栄養調査の「日本人

の年代別食物繊維摂取量」の結果では、乳幼児を除き20

歳~29歳代の摂取量が最も少なく、他のすべての年代に

おいても目標量を下回っているのが現状です(平均14.

2g)。

食物繊維には大きく分けて、水に溶けやすい「水溶性食物

繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」の2種類があ
ります。

「水溶性食物繊維」について


水溶性食物繊維には、サラサラ系とネバネバ系があり、昆

布、ワカメなどの海草類、こんにゃく、果物、里芋などに

含まれています。(ただし、こんにゃくの原料は水に溶け

ますが、食べるこんにゃくになると水に溶けません。)

代表的なものとしては、リンゴ、ミカンなどの果実、芋類

キャベツ大根などの野菜類に含まれる「ペクチン」、

昆布ワカメなどの海草類に含まれる「アルギン酸」や「

カラギーナン」、こんにゃくなどに含まれる「グルコマン

ナン(コンニャクマンナン)」などがあります。

水溶性食物繊維の特性は、その粘着性により胃腸内をゆっ

くり移動するので、お腹が空きにくく、食べ過ぎを防ぎま

す。特に糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激

な上昇および反応性の低血糖を抑えてくれます。そのため

、「食物繊維は食前に摂るのがベスト」なのです。また吸

着性があるため、胆汁(酸)やコレステロールを吸着し、

体外に排泄します。胆汁(酸)は、食材に含まれているビ

タミンA、D、E、KやコエンザイムQ10などの脂溶性

の成分を吸収するために必要であるだけでなく、体内に溜

まったコレステロールや毒素、ある種の薬剤などを排出す

る役割を持っています。水溶性食物繊維は、この胆汁(酸

)を引き連れて便から排出させるという役割も担っている

のです。

またその優れた発酵性から、大腸内の善玉菌によって発酵

・分解されることで、腸内細菌(善玉菌)の栄養分(エサ

)になります。また水溶性食物繊維が分解されると、酪酸

や乳酸などの有機酸ができます。これらの酸によって大腸

内の酸性度が高まり、酸に弱い悪玉菌の増殖が抑えられ、

ビフィズス菌などの善玉菌が増えて腸内環境が良くなるな

ど、整腸効果(腸内細菌のバランスを整える)が期待でき

ます。


水溶性食物繊維を多く含む食品
(100g当たりの含有量)は、

「水分が40%以上のもの」では…

・ エシャロット(9.1g)
・ にんにく(3.7g)
・ 柚子(果皮)(3.3g)
・ ゆりね(3.2g)
・ ごぼう(2.7g)
・ 納豆(2.3g)
・ 豆みそ(2.2g)
・ レモン(全果)(2.0g)
・ アボカド(1.7g)
・ オクラ(1.6g)


「水分が40%未満のもの」では…

・ かんぴょう(乾燥)(6.8g)
・ 抹茶(6.6g)
・ カレー粉(6.5g)
・ 大麦(押麦)(6.0g)
・ ピュアココア(5.6g)
・ とうがらし(5.4g)
・ 豆きんとん(4.3g)
・ 切干し大根(乾燥)(3.6g)


「不溶性食物繊維」について

不溶性食物繊維は、成熟した野菜などに含まれる糸状に長

い筋で、ボツボツ、ザラザラしているのが特徴で、穀類、

野菜、豆類の他、エビやカニの表皮(キチン・キトサン)

にも含まれています。

代表的なものとしては、植物の細胞壁を構成している主成

分であるセルロース、ヘミセルロース、リグニンなどがあ

ります。「セルロース」は大豆、ごぼう、小麦ふすま、穀

類など、「ヘミセルロース」は小麦ふすま、大豆、穀類、

野菜類など、「リグニン」は小麦ふすま、穀類、完熟野菜

類などに含まれています。

不溶性食物繊維の特徴は、保水性が高く、胃や腸で水分を

吸収して大きくふくらみ、腸を刺激してぜん動運動を活発

にし、便通を促進します。その性状からよく噛んで食べな

ければいけないので、食べ過ぎを防ぎ、成長期においては

顎の発育を促し、歯並びを良くするなどの効果も期待でき

ます。

また、水溶性食物繊維に比べると発酵性は少ないものの、

不溶性食物繊維においても大腸内で発酵・分解されること

により、善玉菌が増えて腸内環境が良くなります。

 
不溶性食物繊維を多く含む食品
(100g当たりの含有量)は、

「水分が40%以上のもの」では…
・ いんげん豆(ゆで)(11.8g)
・ ひよこ豆(ゆで)(11.1g)
・ おから(11.1g)
・ あずき(ゆで)(11.0g)
・ しその実(8.1g)
・ 栗(7.5g)
・ えんどう豆(7.2g)
・ よもぎ(6.9g)
・ しそ(6.5g)
・ 納豆(4.4g)


「水分が40%未満のもの」では…

・ きくらげ(乾燥)(57.4g)
・ 煎茶の茶葉(43.5g)
・ とうがらし(41.0g)
・ 干ししいたけ(乾燥)(38.0g)
・ 抹茶(粉)(31.9g)
・ カレー粉(30.4g)
・ かんぴょう(乾燥)(23.3g)
・ ひよこ豆フライ(19.9g)


この数値を見ると、海藻類や豆類、穀類に多く含まれてい

ますが、他にも野菜全般、果物にも比較的多く含まれてい

ることが分かります。

ここには記載はありませんが、ひじき(乾燥)や青海苔(

乾燥)
などにも食物繊維が豊富に含まれています。

水溶性不溶性の摂取における理想的な比率については諸

説がありますが、不溶性の食物繊維の摂取量が多過ぎると

、便のかさは増しますが、便が硬くなりかえって便秘につ

ながってしまう恐れがあります。

そのため、不溶性水溶性もしくはが理想

とされています。

以前FB投稿で述べたビタミンCと同様、動物性食品には

物繊維がほとんど含まれていません。ストイックに糖質を

制限して、毎日高タンパクな食事をしている皆さん!「ビ

タミンやミネラル」そして「食物繊維」足りてますか??


この辺をしっかり理解せず、人のマネをして偏った「スー

パー糖質制限食」「極端なMEC食」などを実践してい

ると、腸内環境が大変なことになりますよ!

※ 画像は、おから、乾燥きくらげ、干しシイタケ、枝豆(塩

茹で) 、こんにゃくなど食物繊維が豊富な食材を用いて自作した

『ファイバーたっぷり彩りおから煮』です。

また機会がありかしたら、詳しいレシピを紹介させて頂きます^^






市販のハムやソーセージ、ベーコンなどには、保存性の向上や色や品質


安定のため、

調味料(アミノ酸、
タンパク加水分解物、酵母エキス)

発色剤亜硝酸
ナトリウム など)
 
結着増強剤リン酸塩Naなど)

保存料(ソルビン酸など)

pH調整剤(フマル酸など)

酸化防止剤(ビタミンCなど)

着色料(コチニール色素)

乳化安定剤(カゼインNa)


などの添加物が入っています(日本ハムHPより)。

ほとんどのハムやウインナー、ベーコンなどの肉加工品に
食品添加物として使われている



「亜硝酸ナトリウム(発色剤)」
「リン酸塩(結着補強剤)」

ついて少し説明してみましょう。


「亜硝酸ナトリウム」
は、
発色剤

して、その名の通り出来上がった時に
肉の色が鮮やかなピ
ンク色に
なるように添加されています。

「亜硝酸
ナトリウム」の毒性については、
「メトヘモグロビン

血症」の危険性、
「発ガン性物質(ニトロソアミン類)」

が体内で生成されること。

「亜硝酸ナトリウム」については、日本では安全基準が非常に甘く


商品によっては小さいお子さんなどがウインナーを2個食べたら
一日の

許容量を越えてしまうという衝撃の事実があるということをご存知でしょうか?




「リン酸塩」は、
結着増強剤として、ソーセージがパリッと美味し
い食感や歯触りになるように添加されています。

「リン酸塩」の問題については、歯科においてホワイトニング
で用いられる「ポリリン酸ナトリウム」の一種ですが、

剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げ、
骨の形成異常が起こったり、骨粗鬆症の原
因になる
ともいわれています。

ハムやソーセージは、小さいお子さんも大好きでお弁当や
毎日の食卓に欠かせないもので
す。ですが市販のものには
これだけの添加物が入っていることを十分に理解して下さ
いね。

安全な豚挽肉と天然羊腸、そして塩&コショウだけで、安
全で美味しい手作りソーセージがつくれるのならば、家族
みんなで楽しみながら食の安全について考えてみるのも良
いのではないでしょうか?



※ 画像は、上記の添加物を全く含まず、肉、塩、砂糖、香辛料などで作られた安心安全で、しかも非常に美味
しいハム、ベーコン、ソーセージの一例です。




いつも私のブログを読んで頂きありがとうございます(*^▽^*)

今話題の最も摂るべき不飽和脂肪酸であるDHA
EPAが豊富ということ、ダイエット目的、または健康のために「サバの水煮缶」などの青魚の缶詰を好んで食べている方もいると思います

ここで缶詰&缶製品の安全性について考えてみましょ

缶詰の安全性を脅かすものとしては内面塗装ポリ塩化ビニルやエポキシ樹脂などから溶け出すBPAビスフェノールAの問題があります我々歯科医療従事者には大変馴染みのあるあのBPAですいわゆるダイオキシンやDDT(殺虫剤)などと同じ内分泌攪乱化学物質環境ホルモンの一種ある信頼のおける調査結果では日本に比べて韓国の缶詰食品中のBPA濃度の方が特に缶コーヒーついで畜水産缶詰において高い傾向があるよです

しかし日本においても某社のたらばがに水煮では韓国のデータの最大値の2倍近いBPAが検出されたといデータもありますまた缶詰におけるこのBPAは長期保存した缶詰の中の食品により多く溶け出す傾向があるよです当然のことながら作られて間もない食品中にはBPAの溶出が少ないといことですね保存食である缶詰をできるだけ早く食べましょっていのもなんか矛盾してますが

このBPA、はたして日本の基準値以下なら本当に安全なのでしょ??

濃度をあらわす単位としてppmというものがありますが、これ100万分の1の濃度を表します(パーセント%の1万の1)。ppbはさらに小さく10億分の1の濃度を表す単位です化学物質をその急性毒性や発がん性から評価していたこれまでの法的規制はおもにppmの世界で線引きがなされppb単位の化学物質は安全とみなされ野放しにされてきました

しかし、BPAなどの内分泌撹乱作用は、ppbの下のppt(1兆分の1)の世界でも起こりうることが示されているのです。1pptといえば、満水の50mプールに目薬1滴たらしたよりもさらに薄い濃度です。内分泌撹乱物質環境ホルモンはこの状況で生物のホルモンに影響を与えるのです。

ちなみに日本の
食品衛生法では飲食物に移行したBPA(ビスフェノールA)による健康への悪影響を防止するため各種の毒性試験の結果からヒトに毒性が現れないと考えられた量を基にポリカーボネート製容器等に2.5 ppm以下とい溶出試験規格を設けています(厚生労働省HPより

2.5 ppm…それってかなり濃いと思うんですけど…日本の安全基準大丈夫でしょうか?

201010月、欧州食品安全局EFSAは、欧州で許可されているBPA(ビスフェノールA)含有量は微量であり安全性を確保できるレベルだとい見解をあらためて発表しているもののデンマークでは予防措置の原則にのっとりBPA(ビスフェノールA)の使用を継続して禁止しています

近年の研究ではBPAについては極めて低い容量の摂取(低容量曝露)により神経や行動乳腺や前立腺への 影響等が認められるとい報告がされており米国カナダでは乳幼児への影響に関して懸念を示す報告書が公表されています

したがって
基準値以下だから大丈夫という考え方は危険かもしれません…。
 

は言っても畜水産缶詰を毎日一個以上食べる人も少ないと思いますこのことか缶詰食品の消費に伴い摂取されるBPAに対してあまり過敏になる必要はないのかもしれませんが…

しかしながら缶入の粉ミルクを毎日飲む赤ちゃんもいる訳ですし韓国で毎日缶コーヒーを飲む人は注意が必要なのではないでしょ!また、一説によるとご家庭で高頻度に消費されるトマトの缶詰が危ないという話もあります。
 
BPA
多くの実験結果や論文が示す通り内分泌系及び生殖系への影響が懸念される物質であることは間違いないのです実際に缶詰の内装塗装以外にもプラスッチック製の哺乳瓶カップカップ麺の発砲スチロール容器などからも溶け出すことが確認されておりものが私たちの身の回りに普通に存在し知らず知らずのちに摂取している可能性があることは知っておくべきだと思います

BPA
などの内分泌攪乱化学物質環境ホルモンの作用で最も注目されているのは性ホルモン系への影響乳がん子宮内膜症精子数減少精巣がん前立腺がん学習障害免疫障害甲状腺機能障害など、それ以外でも多様な健康障害との関連が疑われていますそして内分泌攪乱作用が最も強く現れるのは胎児・乳幼児期でありその影響が顕在化するのに長期間を要する場合もあると見られています
 
様々な研究結果からBPAは一時心配されたほどの毒性は無いのでは??という見解もありますが一方では脳神経系に影響を及ぼす研究結果が出ており母ラットにBPAを投与した結果雄の子供のラットの脳が雌化したり、逆に雌の子供ラットの脳が雄化したとい報告や免疫系に異常が生じたとい報告もありますですから女性ホルモン様作用以外の影響についてもさらに研究を重ねて有害でないかどかを見極める必要があると言えるでしょ

現在ではこのことも踏まえてBPAが溶出し難い(含まれない)ポリエチレンテレフタレートに変更したりPETラミネート)エポキシ樹脂フリー(BPAフリーの缶詰商品も徐々に増えてきておりますせっかくオーガニックであったり、保存料や化学調味料などを使用しない安全な食品を缶詰にするのならばBPAフリーの安全な缶に詰めて頂きたいものですね

手軽に料理に使えるトマトの水煮缶など、トマトリコピンが豊富かもしれませんが、安価な缶詰のほとんどがBPAで汚染されていると思いますので、できたら紙パックのものを使いたいですね!

また、毎日一本かかさず缶コーヒーを飲んでいる方は
直ちに止めましょさらにブラックではなく加糖のものを飲んでいるのなら砂糖は癌や生活習慣病の原因物質ですのでさらに自殺行為ですからね!!

※画像はBPAフリーのオーガニックココナッツオイル缶の一例です。

参考:
厚生労働省HP「ビスフェノールAについてのQA
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html


食品安全委員会への食品健康影響評価の依頼について
-
ビスフェノールAがヒトの健康に与える影響について-
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2008/07/h0708-2.html


講演会などの依頼については、メールで受け付けております。

junkuno_7575@yahoo.co.jp

 

いつもお世話になっている名古屋生活クラブ(たねまきの会)主催の交流会でお話をさせて頂きます。


日時:2月26日(木)午前10時~12時(会場午前9時30分)

場所:東生涯学習センター2階 視聴覚室


参加費無料で(先着順で託児サービスあり:保険料200円必要)定員は60名です!
お時間のある方は是非ご参加ください!!

興味のある方は直接メッセージくださいませ。