ときどき思い出したかのように、いや、むしろ何かに背中を押されるようにして、ブログを再開する。


世間は 「クリスマス」 を経て、そして 「忘年会シーズン」 も終わろうとしている。


今年の年末は、とりわけ 「区切り」 もないままに過ぎようとしている。


「忘年会」 と呼ばれるものは、ただのひとつもない。 ぼくにとっては、好都合であるのだが。


いろんな意味で、今年は「忘れてはいけない年」になった。



振り返れば 「昨日」 があり、足元を見れば 「今日」 、そして前を向けば 「明日」 がある。


時間は途切れることなく、地続きのように。



背中を押してくれた 「何か」 に感謝をしつつ、再び。

夏も終わり、仕事にはスーツの上着を着ていくようになった。


さらにクライアントのところへ行くときには、ネクタイも締めて。。。



先日、クライアントでの打ち合わせのアポが入り、自宅でネクタイを選んでいると見慣れないのが数本。


そのうちの1本を手に取り、結んでみる。


初めてのネクタイの場合、いわゆる「結び目」の位置が一度ではしっくりこない。


二度ほど結んではほどき、自分の「結び目」の位置を調整する。


このあたりだな・・・・・と思ったところに、、、、、ヨレがあった。


はたと思い、妻にネクタイのことを訊いてみる。


やはり、2か月前に急逝した義父が使用していたネクタイだった。


義母が遺品を整理し、まだ使えるものを分けてくれたのだった。



お父さんも、ここでネクタイを結んでいたんだな。。。


胸が熱くなった。

久しぶりによく晴れた日曜日、家の周りの草刈りをした。


「家の周り草刈り」 とは、自宅と前の公道の境目の隙間に生えている雑草取りのことを指す。


そう頻繁に刈ることはないが、コンクリートの隙間に生えている雑草はとても根強い。


できれば文字通り “根こそぎ” 刈りたいところなのだが、なかなかそうはいかない。


悪戦苦闘をしていると、軍手をした妻が玄関先で虫よけスプレーを首のあたりに吹きつけている。


直線にすると、20メートルほどある隙間の反対側から妻が刈りはじめた。


当然、妻はぼく以上に進まず、結果的にはぼくがほとんど刈り上げた。



妻が散らばった雑草を竹ぼうきで集めているとき、ぼくは水を飲みに家に入った。


台所から、通りがかった近所の人と妻の会話が聞こえてきた。


  「暑いのに大変ね。奥さん、偉いわ~」


  「いえいえ、みんなが通る道ですからね」



外に出ると、妻が可笑しそうに言った。


  「手柄を一人占めさせていただきました!」


久しぶりに見た、妻の自然な笑顔だった。