夕方買い物から帰るとオモニが「もうご飯食べたからまること私はいらない」と言ったのです。
「何を食べたんですか?」「日本のうどん!美味しかった~」
「・・・うどん??」今うどんも揖保の糸も無いんだけどな。先日お土産にオモニの好きなつゆの素をもらったのを使ったのかな?と見てみたけど開封されてない…
「これだ。おいしかった」
とオモニがいったのは↓
「オモニ…これ焼きそばですよ、フライパンで炒めて食べる…」と途中まで話して二人で大笑い。
フライパンもでてないし、どうやって食べたのかと思ったら、麺をゆでて、スープはお湯で溶いてラーメンのように食べたそうです。
「まるこも同じように食べたのですか?」と聞くと「そうだ。汁が美味しいと飲んでた」
これまたびっくり
「まるこ~~あなたはこれが焼きそばだって知ってるよね」「うん。でもハルモニがおいしそうに食べてから食べてみたくて…おいしかったよ~」
日本語がわからないオモニが食べ方を間違えても仕方ないけど、食べ方を知ってるまるこがあえて違う食べ方をしたことのほうが私には衝撃だった。
私なら既成概念に凝り固まって「これは炒めて食べるんですよ」って違いを説明するだろうが、まるこは正しいとか間違ってるではなく、美味しそうに食べてる食べ方に興味を持って同じようにやったんだ。柔軟なんだな…こいつすごいな。。。
このときに昔父に言われた「正しいことを正しいということだけが正しいことではない」という言葉と、フィンガーボールの水を飲んだお客様に恥をかかせないように同じようにフィンガーボールの水を飲んだという女王様の話を思い出した。
まるこは好奇心で食べてみたい気持ちが高じただけだけど、私ならオモニに正しい食べ方を教える!!って息込んだだろうなと柔軟さが無くなっている自分に気づかされた出来事でした。