2009年12月30日 遅い朝ごはんを食べて妹のたまちゃんは外へ行った。
完全装備の体制で「かまくらをつくるんだ」と勇んで出かけた。
まるこは「寒いからできたら呼んで」と都合のいいことを言っていた。
それまでけんかをしてご機嫌が悪かったのもあり、まるこは外を見もしなかった。たまちゃんはえらい・・・「かまくらを造ったらオンニと一緒に遊びたい。そうしたら機嫌もよくなると思うんだ。」とまるこのためにも造って上げたいという気持ちがあふれていた。
3時間たっても帰ってこない・・・
上から見ると遅々として進んでいない・・・
手伝うか・・・
寒いところ大嫌いの私だが、あれだけ一生懸命やっているし、成功体験をさせないといけない。「できた」これが大事なのである。
(この頃成功哲学オタクだった私)
私も手袋にベンチコートで外に出る・・・
たまちゃんがやるほどにはうまく四角が造れず、「ママは雪を集めて簡単につめて。後はうちがやるから・・・」と言われてしまった。
暖かい地方で育った私はほとんど雪をみたことがないのよね。。
気温が零下だったので、霧吹きを持ってきてたまちゃんが積み上げた四角を落ちないように水をかけて凍らせていった。
「とにかく一旦温かいものを飲んできなさい」とうちに戻し、壊されないように私が見張っていた。
道行く人たちが感動して声をかけてくる・・・
「雪だるまは見たことあるがこれはすごいですね。初めて見ましたよ」
「オンマが一緒にやるのがエライ」
「どうやって造ったんだ~」
たまちゃんは照れてしまってちっとも答えず黙々と造っていた。
裏から見ると、ロシアのマトリョーシカ人形みたいでかっこいいでしょう
あまりに大きくなってしまって、屋根がうまく造れず、パパまで手伝う羽目になってしまった・・・が、それもまたよかった。(2枚目にパパが写っていますが、身長184センチ。それと大差ない高さです。)
最後に中でお茶を飲んで、冷え切った体を温めにみんなでサウナに行った。
翌日にはきれいに壊されていてぶりぶり怒ったが、とても満足感があるできばえだった。この根気・根性誰に似たんだろう・・・