2024 愛知公立高校入試解答 | いいだのブログ

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■国語 出題形式は昨年と同様でした。完答形式が4問あり、一部は3点問題に!そのほかも含めて22点満点です。大問1は「社会学入門一歩前」若林幹夫からの出題でしたが、朝の9時台にこの長文、なんじゃこれー?意味わからん...ってなりませんでしたか?しかも配点が9点分。難易度は高めだったと思います。ここで読み間違うことなく点数を積むことができたかが分かれ道でした。大問2は「この夏の星を見る」小説でした。読みやすく、質問もそこまで難しくありませんでしたが、配点はたった3点... でも3点は大きいですね。漢字は、(収拾)がつかない、顕、泰然(自若)、この四字熟語は数年前にも出題されていますから、過去問で触れておいて正解でした。漢文は比較的読みやすかったのではないでしょうか。きっちり4点取りたいですね。

 

 

■数学 昨年よりやはり難化してきた印象です。昨年は平均15点越えでしたから予想はできましたが、究極に難しかった2000年代後半から2010年代前半のような極端な難しさはありませんでした。計算は中1中2中3それぞれから出題。分数がメインで計算ミスを誘います。中3二次方程式、中1不等式、中1反比例の座標を考えさせる問題、中3平方根の知識、中1ヒストグラムと中2箱髭図(今習ってます)の複合問題、中3相似の図形の基礎的な長さを答える問題、ここまでが大問1。計算ミスせず、ここまでで9点はほしい。大問2 中2確率の問題は落ち着けばさほど難しくない問題、中3二次関数は少々複雑、そして愛知県大好きなA地点とB地点の一次関数の問題。大問3は今年はまず円周角ではなく中2レベルの図形の角度でした。ひょっとしたら、大問3(2)ふたつとも時間があれば取れたのでは? (3)は円周角90度を使えば取れます。そしてこれが今回の入試の唯一の立体図形の出題でした。印象としては、ついに証明問題が出なくなりました。来年は出題されるかもしれませんが... 一次方程式、連立方程式の文章題なども出題されておりませんが、3年間の学習内容をたった22点に組み込むということは難しいということでしょう。受験勉強は中1から始めておくべきなのがよくわかる内容でした。

 

 

■社会 キタタタタタタタタタァァァァぁぁぁぁぁ!!!! 絶対に新紙幣の3人が出題されるって!! やったしこれ!! 対策授業でやったやった!!! 当ててもハズすのがうちの塾生!! 笑  いやーーー自画自賛!! 今年の歴史は教科書レベルでさほど難しくなかったのではないでしょうか。その時代の出来事を流れで覚えておくことが重要です。日本地理は九州からの出題、長崎雲仙の火砕流被害など、また世界地理はイギリス、韓国、タイ、バングラデシュ、ペルーの比較、雨温図、宗教など出題されました。公民は消費(比較的最近の内容なので取ってほしい)、契約などから出題されました。政治的なこと、選挙、裁判、地方自治の出題はありませんでした。昨年より簡単!! だったと思います。

 

 

■理科 理科難しくなかったですか!?  いわゆる1分野からの出題の範囲が多かったです。融合問題も見られたり、出題傾向が少し変化あったと思います。予想通り、2年連続していた天気の出題はありませんでした。中2クルックス管、中1物質の性質、中2人体、刺激、目、神経、グラフの問題、大問3は中3イオン、電気分解、中和で大問を組んできました。大問4はばねばかり、浮力、ここに水中の滑車、これは中1中3の複合問題でしょう。水中に定滑車 笑 大問5は中1の学年末テスト範囲だった火山の造り、等粒状組織、斑状組織、大問5は定番中の定番。理科が苦手なみなさんは大問5はしっかり抑えたいところでした。大問6は中3の月の見え方、中3たまねぎの根っこの伸び。以上22点満点でした。植物系の出題がない、人体血液、消化もない、光、音など、出題されていない分野は来年危ないです!!

 

 

■英語 受験生の皆さんお疲れ様でした。リハーサルテストをのべ30科目以上やってきましたから、最後の追い込みで1点でも今回の入試において効果が発揮されたことを期待します!! 英語も昨年と同様の出題形式でした。やはり文法、長文に慣れておく必要があります。教科書の内容がレベルアップしている分、語彙力をしっかり中学3年間で養って行かなくてはなりません。もっと言うなら、小学5年生から英語の学習をはじめておくこと。英会話は今後の社会に役に立ちますが、入試で言うならばやはり文法重視ですので、書くことに慣れておかなければなりません。