K-1 MAXが行われ、魔裟斗選手が優勝しました。
テレビで見ていましたが、久々になかなか熱い試合だったんじゃないでしょうか。
…ただ、ちょっと納得行かない点もありましたが…。
記事は↓こちら。
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魔裟斗ダウンから逆転で王座奪回(日刊スポーツ)
「反逆のカリスマ」が、ボロボロになって栄冠をつかみ取った。魔裟斗(29=シルバーウルフ)が決勝でアルトゥール・キシェンコ(21=ウクライナ)を延長判定3-0で下し、5年ぶり2度目の世界王座に輝いた。日本人同士の準決勝となった佐藤嘉洋(27=フルキャスト)戦、決勝とともにダウンを喫する大苦戦。意識はもうろうとし、右目の周りは大きく腫れ上がるなど満身創痍(そうい)だったが、最後は第一人者の意地を見せつけた。
一体、この男のどこにこんな力が残っていたのか。1-0の判定で延長戦に突入した決勝戦。魔裟斗はフラフラになりながらも目の前の敵に向かって行った。「今日は根性。それ以外の何ものでもなかった」。顔面をどれだけ殴られようとも決してひるまない。そして判定-。「赤」のコールが2度、響き渡った瞬間、両手を高々と突き上げた。5年ぶりに味わう歓喜。「やっと…やっと取ることができました」。人目をはばからず号泣した。 大苦戦の連続だった。日本人対決となった準決勝3回32秒、佐藤の右フックによもやのダウン。「あれで頭が痛くなった」。続くキシェンコとの決勝も2回13秒に、左カウンターに再びマットに倒れ込んだ。それでも前に出続けた。倒されるかもしれない危機感、第一人者としてのプライド…。すべてをかなぐり捨てた男の姿がそこにはあった。
今年は是が非でも勝たなければならない理由があった。昨年までの同大会は「8強ワンデーマッチ」だったが、魔裟斗が「1日3試合はキツい。もうトーナメントには出ない」と発言したことで1日2試合にシステムが変更された。また大会直前には「ロングスパッツはダメージの軽減につながるのでは」とライバルのコスチュームもけん制。今大会から禁止となるなど、確実に追い風が吹いた。「みんな、自分のために…」。自分の要求がすべて通っていただけに、負けるわけにはいかなかった。
今回は「進退をかける」と臨んだだけに「まさか2回も倒されるとは思わなかったよ。内容? どうでもいいです。100%やり切った」と笑顔。ヘビー級をはじめ日本人の苦戦が続く中、エースがその存在感を示した。
(C)2008,Nikkan Sports News.
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確かに、魔裟斗選手はかなりの気迫でした。
特にダウンを奪われてからの猛攻は男前でした。
準決勝、決勝共に同じような試合展開。
魔裟斗選手がダウンを奪われるも、その後の猛攻で辛くも判定ドローに持ち込み、延長で優勢勝ちという結果。
試合内容から行くとまぁまぁそんな感じかなという印象でしたが、ちょっと腑に落ちない点がありました。
まずは準決勝の佐藤選手との戦い。
お互いに死力を尽くしたように見えましたが、魔裟斗選手からダウンを奪った後、佐藤選手の動きの精度が素人目でも明らかに落ちました。
あれっ?という感じ。
ダウンを奪ったなら、チャンスと見てさらに畳み掛けて行きたいところだと思うのですが。
しかも、試合はもう最終ラウンド。
持てる力を振り絞って殴り倒しに行ってもいいはずなのに…という話です。
あとは、微妙な判定。
確かにダウンを奪われた後の魔裟斗選手の動きは良かったように見えましたが、ダウンを喫した選手が持ち直してドローというのはちょっとどうかという話です。
ここら辺は微妙ですが…。
1ラウンド目は差がつかず(魔10-10佐)、2ラウンド目は魔裟斗選手(魔10-9佐)、3ラウンド目は佐藤選手(魔8-10佐)で佐藤選手の勝利(魔28-29佐)が妥当かと思いましたが。
3ラウンド目に1ポイント差(魔8-9佐)になったジャッジが2人いた話になります。
で、K-1の公式ルールでは
「必ず優勢の選手に10ポイントをつける」
ということが記されているそうです。
そして、片方だけががダウンを喫するとその選手の評価は「-2ポイント」となります。
また、ダウンを喫した上に圧倒的に押されてしまうとさらに-1ポイント隣、最大「10-7」という判定になります。
このルールで行くと、良くても3ラウンド目は佐藤選手(魔8-10佐)という風にしかなり得ないんですけれども。
なぜか(魔8-9佐)としたジャッジが2人いたという話になります。
要するに、「必ず優勢の選手に10ポイントをつける」というルールが無視されたわけです。
で、このことを記者に突っ込まれた角田氏は、
「その表記に関しては、指摘があって変更するというのも恐縮ですが、必ず優勢の選手10にするということは、すぐに訂正したいと思います」
とルールの変更を発表しました。
…おいおいおい。(-"-;A
これは「疑惑の判定」と言われてもおかしくないレベルの話です。
判定の結果を発表するMCの方が読み上げの際に「え?」と戸惑い、若干時間が掛かったこともその話を大きくしています。
せっかくけっこう白熱した面白い試合だったのに、この発表のせいで何だかモヤモヤした感じが残ります。
決勝戦もそんな感じの内容でした。
どちらの試合もダウンを奪われたのに、ダウンさせていない選手が2試合とも勝ってしまったという試合。
この大会、亀田興毅選手のときのようにまたちょっとひと波乱ありそうですね…。(;´Д`)