これは酷いですね。
他の新聞記事を読んでも同じような感じのことが書いてあったので、まぁ概ねこの通りなんでしょう。
記事は↓こちら。(ちょっと長いですが)
元少年証言「ドラえもんが何とかしてくれる」…光市母子殺害(スポーツ報知)
山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審で、殺人罪などに問われた元少年(26)=事件当時18歳=は27日、広島高裁の公判で、本村夕夏ちゃん(当時11か月)殺害について「ひもを首に巻いたことすら分からない」と殺意を否認した。また、遺体を押し入れに遺棄したことを「ドラえもんが何とかしてくれると思った」と証言。殺害後に性的暴行した夕夏ちゃんの母・弥生さん(当時23歳)についても「復活の儀式だった」などと語り、乱暴目的を否定した。
26日に引き続き、これまでの起訴事実を否認する元少年。この日は、国民的人気キャラクターの名前を引き合いに出し、自らの殺意を否定した。
「今考えると幼いが…ドラえもんの存在を信じておりました」。弁護側が元少年に、夕夏ちゃんの遺体を押し入れの天袋に入れたことについて質問したときだった。
「ドラえもんの4次元ポケットは、何でもかなえてくれる。押し入れはドラえもんの寝室になっている訳ですが、押し入れに入れることで、ドラえもんが何とかしてくれると思いました」
夕夏ちゃんの殺害状況についても「ひもを首に巻いたことすら分からない」と殺意があったことを全面否定、「ポケットの中にあったひもを、自分の左手首と指にからめて引っ張った。お母さんをあやめてしまった自責の念から、自分を害する行為をした」と話し、首をひもで絞めた認識すらないと主張。「(遺体は)あおむけの状態であられました。そして口を開けている状態であられました」と、ひとごとのように淡々と答えた。
さらに弥生さんを死亡後に性的暴行したことについて「(以前に読んだ)『魔界転生』の中で、精子を女性の中に入れて復活の儀式ができるという考えがあった」と説明すると、傍聴席の本村さんの母親はハンカチで涙をぬぐった。
だが、検察側の質問に変わると態度は一転。途端に「分かりません」「覚えていない」という言葉を連発し、考え込むようなしぐさも。1、2審では起訴事実を認めていたため、検察側が供述の変化を突くと「自分の記憶を精査してきた。今回、法廷で話したことが真実に一番近い」と説明した。
差し戻し審で弁護体制とともに急きょ、変わった被告人の発言。この日は弁護側の依頼で元少年の犯罪心理鑑定を行った大学教授の証人尋問も行われた。
3日連続の集中心審理は28日まで。公判後に元少年の言葉を聞いた本村洋さんが、記者会見で胸中を語る予定だ。
◆魔界転生
「忍法帖シリーズ」でブームを起こした作家、故・山田風太郎さんが新聞で連載。超人的な力を秘めた魔界衆との宿命の対決が描かれている。81年と2003年の2度、映画化。06年には歌舞伎俳優・中村橋之助主演で新橋演舞場で舞台化された。
この記事を読んで、どう思われたでしょうか。
記者の立場からの文章なので、記者の感情が入っているとは思いますが
主旨は概ねこんな感じなんでしょう。
リンク:wikipedia「光市母子殺害事件」
さて、この被告。
記憶を精査したらしいですが。
…変わり過ぎじゃないですか?
21人(でしたっけ?)の弁護団が考えた、言い逃れの答弁をさせられているだけのように感じるのは、僕だけじゃないと思います。
「ポケットの中にあったひも」とやらは、剣道の小手を結びつけるための紐だそうで。
そんなもんがポケットにある状態ってどんなんよ、と思いつつ。
そもそも、何であれ紐を持ち歩いているっちゅうのもどうかという気がします。
そして、ドラえもんの件。
これを答弁で持ち出してくるのは無理ありすぎだと思います。
当時18歳ということで。
「押し入れがドラえもんの寝室だから、何とかしてくれると思った」
これを聞いた原告の胸中は計り知れません。
「復活の儀式」とやらで性的暴行をしたというのも無理矢理すぎじゃないかと。
こんなのがもし通ったとしたら、日本の裁判制度はどうかしているんじゃないかと思います。
裁判をすべて見てはいないので何ともいえませんが、たとえば僕が当事者でこんなことを言われたら、我慢できないと思います。
人誅(by『るろうに剣心』)を下してしまいかねません。
原告の忍耐強さには脱帽です。
この事件、被告人の父親のキャラクターだったり、弁護士が書かせた(と思われる)手紙だったり、
原告の神経を逆撫でするような事象が非常に多いです。
こういう「屁理屈でなんとかなるかも」という姿勢はいかがなもんかと思います。
「どうせこのまま行ったら死刑なんやから、なりふり構わずに色々やっとけ」感が漂いまくっている気がします。
遺族の気持ちを考えると、すごく心が痛いです。