昔から気になっている事がありまして。
誰が一番最初に言い出したか、ということなんですけれども。
よく、マンガなどで描かれるエセ中国人の口調。
「ワタシ中国人アルヨ」
「オメェに食わせるタンメンはネェアル」
…とりあえず、こんなことを言っている中国人をワタシは実際に見たことがありません。
ゼンジー北京くらいです。
何でこんな偏見に満ち溢れた口調のイメージが植えつけられてしまったのか、という。
あとは、「~ざます」というもの。
スネ夫のママと、『怪物くん』のドラキュラくらいしか知りません。
もし、この表現をマンガを描く際に考えた人がいたとしたら。
藤子不二雄が編み出したという、メガネが外れた描写「εε」に匹敵するほどの画期的な功績だと思います。
…何をこんなにアツくなっているのか全く分かりませんが。
で、調べてみました。
まずは「ざます」について。
ざますとは、話言葉の語尾に付ける言い回しのひとつ。テレビドラマの世界で使われるだけで、現実の社会で「ざます」が使われることはまず無い。
テレビドラマ、アニメ番組の中のセリフに使われる言葉。「わが家は来週から旅行に行くざます」のように語尾につける言葉として使う。
語源は「~でございます」を早口で言うと「~でござーます」と聞こえるためである。それをさらに短縮し「~ざます」と表現している。
デ○ィ夫人がたまに使っているのをよく目にする。
(wikipediaより)
語源は何となく「ございます」から来てるんじゃないかなぁとは思っていたのですが、ホントかよ(笑)
アヤしさ満点です(笑)
そして、問題の「~アルヨ」については以下です。
①華僑の用いた日本語
華僑(中国本土から海外に移住してきた中国人およびその子孫)と呼ばれる人々が日本へ移住し、そこで商売を行うときに、一番の問題となったのが言語だった。知らない言語を短い時間で話せるようになるために、彼らは工夫をしていた。名詞、動詞などの基本的な単語と、肯定、否定のための語の組み合わせでしゃべるというものだ。正確な日本語ではない、"通じる日本語"を身に付けようとしたのだ。その"通じる日本語"の文法の中で、
・肯定文の文末に「~ある」をつけることで肯定を表す
・否定文の文末に「~ない」をつけることで否定を表す
というものがあり、そこから、現在のマンガなどでに「~ある」が残っているという説があるようだ。
②「儿化」という語尾変化
中国語の口語では語尾によく「儿化」(アルか)と呼ばれる言語変化が生じる。小さくてかわいらしいというイメージがあるものや、次に来る言葉が発音しやすくなる時などに、よく「儿化」が生じる。これは捲舌変化とも言われ、発音の際に舌を上に捲き上げ、日本語の「アール」に近い音となる。その儿化が日本で誤って広がったという説である。
…と2つの説があるようですが、どうやら①の説が有力であるらしいですね。
しかし、「名詞、動詞などの基本的な単語と、肯定、否定のための語の組み合わせでしゃべる」というのはなかなかうまいこと考えたもんですね。
そういえば、全く知らない土地の言語を喋る際に、紙とペンと「これは何?」という意味の現地語さえ覚えれば暮らせるようなことを聞いた事があります。
それと似たようなもんですかね。
他にも、こんな偏見に満ちた言い回しの語源というのが探せばあるんでしょうか。