久々に本の紹介です。
『神様のパズル』(ハルキ文庫) 機本 伸司 著

紀伊国屋で「裏表紙あらすじ買い」をした作品。
ワタシとしてはかなりおもしろかったと思います。
ストーリー…★★★★★
登場人物…★★★☆☆
文章力……★★★☆☆
総合………★★★★☆
総合の-1点については、ストーリーは非常によかったと思う反面、それ以外の部分(人物の心情とか)でもう少し書き込まれていればよかったかなぁ、という感じですね。
…もしかすると、心情が書き込まれていればそのぶんこのストーリーの流れが死んでしまい、作品としては逆効果になってしまうかもとか思ってしまうわけですが。
要するにないものねだりなんですかね。
以下あらすじ。
『ゼミの担当教授から頼まれたことは、不登校の穂瑞をゼミに参加させるよう連絡をつけること。留年ぎりぎりの成績の身としては、少しでも点数を稼いでおきたいところなので、天才少女と謳われていた彼女に会いに行ったが、追い返されてしまった。
腹いせのようにぼくは「宇宙が無から生まれたのであれば、無から宇宙を作ることはできるのか?」と疑問をぶつけたところ、彼女はゼミに現れ、宇宙を作ることを宣言したのだが……』
自他共に認める天才少女である穂瑞が、落ちこぼれ学生である主人公と共に『宇宙の作り方』を解明していくというのが大筋です。
作中に物理の専門用語は出てきますが、物理の知識がなくても楽しめる(何となく分かる)ように書かれています。
この点において、秀逸な作品であると思いました。
今回ワタシが読んだのは文庫版の方でして、もともとハードカバーで出ていた作品に加筆・修正を加えたものであるということです。
…ですので、もしかしたら「文庫版の方が読みやすかった」という事態が起こるかもしれませんのでその点はご了承ください。
これ、途中からかなりハマってしまい、物理学に興味を持つほどになってしまいました。
物理キライやったのに。
…ちなみにこの作品、映画化とゲーム化が決まったそうです。
映画化はともかく、ゲーム化ってどないやねんと思ってしまいました。
どんなゲームになるのか興味はありますが、やってみたいというのはありません。
めちゃめちゃメモリ食いそうやし。(←作品を読めば解ります)