日頃よく目にするタンポポ(黄色い奴です)は、セイヨウタンポポという外来種です。
で、今、在来種と呼ばれるもともと日本にあるタンポポの数がどんどん減っているそうです。
とある地域では、セイヨウタンポポを摘み取るという活動もあるくらいです。
で、今までは外来種のほうが在来種よりもいろいろな環境に適応できるだとか、「強さ」の面で外来種のほうが優勢であると思われていたそうなんですが…。
セイヨウタンポポ、とんでもない奴です。
もっとひどいことしてました。
記事は↓こちら。
セイヨウタンポポ巧みな繁殖術(読売新聞)
受粉させ種なしに・在来種駆逐

外来種のセイヨウタンポポは、在来種の「恋路」を邪魔して自らの分布を広げていることが、大阪市立環境科学研究所の高倉耕一研究員らの調査でわかった。
国内ではセイヨウタンポポが圧倒的に優勢で、造成地などへの適応力が強いためと説明されることが多かったが、じつは巧みな繁殖戦略が奏功しているらしい。
在来種のタンポポは、同じ仲間の花粉を受粉しなければ種子を作れないが、セイヨウタンポポは種づくりに花粉は必要ない。それなのにセイヨウタンポポは花粉をつくり、在来種がこれを受粉してしまうと、多くは種子ができない。
高倉さんは、大阪市の鶴見緑地公園で在来種のカンサイタンポポを調査。半径5メートル以内に共存する外来種や雑種の比率が2割以下だと、種子の結実率は9割近くに達する場合もあったが、比率が4割を超えると5割以下に下がった。また、ある調査地点では、花粉の影響を取り除くと、結実率は22%から37%に向上した。これらの調査結果から、セイヨウタンポポが現実に在来種の種づくりを妨害していることが、初めて明らかになった。
高倉さんは「在来種と外来種が仮に同数でも、実際の野では、できる種子は外来種がずっと多いことになる」と分析している。
…お分かりになりましたか?
要するに。
・外来種は、発芽するのに花粉が不要であるにもかかわらず、ムダに花粉を作ってあたりに撒き散らす
・で、その外来種の花粉を受粉した在来種の多くが発芽しない(発芽しても「雑種」になる)
ということです。
去年の十日戎「福男」のような感じですか。
周り(在来種)の発芽を抑えて自分だけ悠々と発芽するという。
衝撃的でした。
セイヨウタンポポ、とんでもなくイヤな奴ですね。
よっぽど厳しい環境で育ってきたためにそんな技を身に付けたのか、元々性悪かのどちらかですね。
自然の面白さを感じる反面、セイヨウタンポポをそこら辺で見つけたら踏んづけてやりたい気持ちも若干湧いてきました(笑)