日なたはさすがに暑いのですが、日陰に入ると涼しい風が吹き、かいていた汗もすぐに引いていきます。
これも空気が乾燥しているからでしょうね。
休憩に入った日陰は、大きな教会のそばのベンチ。
ここイアの町は大小様々な教会が100以上もあるそうです。
教会はベルと十字架があるので区別はつくんですが、何故こんなにもたくさんの教会がひしめき合っているのかは謎です。
大き目の教会。

展望台のような場所もあり、そこから眺める海と岸壁の建物もいい眺めでした。
特に、この展望台から見る建物の景色はすごかったです。
建物たち。

また、エーゲ海の島々では移動手段、や荷物を運ぶ手段としてロバを使っているらしく、そこかしこで見かけました。
ゴミを運ぶロバ。

…いや、コイツは大量のゴミを運んでいましたが、大概のロバは薪など荷物を背負っていましたよ(笑)
で、あたり一面をバシバシ写真に収めているうちにそろそろ夕方の5時を廻り、少しずつ太陽も傾いてきました。
人も増えてきました。
通路に腰掛ける人、道を仕切る高さ1mほどの壁に腰掛ける人、人のうちの屋根に腰掛ける人。
さすがに人のうちの屋根に座っていた人はその家の持ち主に注意されていましたが、続々と人が集まってきます。
要は、夕日スポットの場所取りです。
ワタシ達も1.5リットルの水を持って場所を確保しました。
このサントリーニ島で、イアの町で有名な風車と日没が1フレームで収まる場所。
しかも、ちょっと高くなっている場所の壁の上なので、前に人が立ってもジャマにならない場所です。
ついでに背もたれとして使える壁まであります。
絶好の位置でした。
…すでに6時を回っていたんですが、太陽の角度を見ると、あと1時間以上は沈まない感じでした。
まぁ場所取りとは往々にしてそういうものですから、しばらくここで時間つぶしです。
今までに撮った写真を見ながら、ヨメとも相談して取捨選択していきます。
とりあえず撮りすぎなので、ここで整理しないとあと3日の観光の分のメモリが足りません。
この旅行のために1GBのメモリーカードを買ったんですけど…(笑)
(最高画質で400枚くらい撮れる奴です。画質を落とせば2000枚くらい撮れるようですが…)
まぁ、256MBのカードも持ってきているので、最高画質でも500枚近くは撮れるはずなんですが。
写真の整理も終わり、ヨメと旅行の話をしながら明日以降の計画を練ります。
日本で落としてきたネットの情報や、他の人の旅の日記などを読んでいると、ふとある記事が目に留まりました。
「サントリーニ島クチコミ情報」 の「よく絵はがきに出てくる教会の見つけ方 <その2>」という記事。
確かにイアの町はどこもかしこも絶景です。
この風車のスポットも、おそらく最高にいい景色になることでしょう。
ですが、絵はがきによく出てくるスポットがまだ他にあるというのです。
…なんでこの記事を見落としていたんでしょうか。
確かに、日本にいるときに島の地名は頭に入ってきません。
実際に行ってみないとピンとくるものも少ないと思いますが。
で、その「絵はがきスポット」とやらは、このスポット以外はさほど絵になるいい景色もないようなのです。
場所は…イアの町とフィラの町の間。フィラの町に近い地点です。
バスがうまく繋がれば、30分掛からない地点です。
イアのバス停まで急げば5~6分。
バスはおそらく15分ほどでそのスポットの最寄りのバス停に到着するでしょう。
…で、予め帰りの時刻表を見ていましたが、今の時間は15分に1本のペースで出ています。
帰りのバスは人が多すぎて乗れないこともあるということでしたが、まだ日没を迎えていないこの時間、それはないと思います。
…そして…日没までは目算で約30分。
間に合うかどうかはギリギリです。
しかも、ネットの記事を頼りにそのスポットにスムーズに行けるかどうかも分かりませんでした。
ワタシ 「…行ってみる?」
ヨメ 「行ってみようか」
日没の瞬間ではないですが、この時間でもかなりいい景色で、キレイな写真も撮れました。
ここらで一発時間と勝負してみるのも悪くないと思い、出発です。
日没30分前の風車スポット。充分キレイです。

急いで荷物をまとめ、バス停へ。
何せ間もなく日没ですから、来る人の方が当然多かったです。
なんとか人込みを掻き分けながらバス停へ一直線。
かなり入り組んだ地形で、しかも散策時にはかなりウロウロ回ったんですが、目的をもつと感覚が研ぎ澄まされるようです。
迷うことなくバス停へ。
ここまで5分。
…そしてバスの出発は…あと5分。
ギリギリですが、目的地のバス停からは近いらしいので、スムーズに行けば間に合うはずです。
はやる気持ちを抑え、記事に書いてあった「サントリーニパレス」というホテルの名前を運転手に告げ、停まってもらうようにお願いしました。
目算どおり乗車時間は15分。
窓から見える景色を見ながら、太陽の位置を確認していました。
内陸部分を走っていたため、太陽はもう見えません。
…ですが、水平線に沈むにはまだもう少し時間があるはずです。
バスがサントリーニパレス前に到着。
「ホテル入り口と逆の右上の道を20mほど上がってください。駐車場のような所があります。そしてその下を覗き込むと…」という記事のとおりに進みます。
2人でダッシュです。
距離はそんなにないのですが、かなりの坂道でした。息も切れ切れです。
駐車場、ありました。
太陽は…半分くらい沈んでますが、間に合いました( ̄▽ ̄*)
勝利の1枚。

ついでにもう1枚。

ここを写真に撮っていた白人の方が1人いましたが、その他に人はいませんでした。
本当に穴場スポットなようですね。
確かにここ以外にはイアの風景に勝てそうな景色はなかった訳ですが、それでもサントリーニ島ですから普通にキレイな場所です。
そのカメラマンに1枚写真を撮ってもらいましたが、すごい風で服も髪もひどいことになっていたので、ここでは割愛です。
…で、ここで突然ですがギリシャ語講座その2。
Ευχαριστω.
(エフファリストー)
※アクセントは「ー」
→「ありがとう」です。最もよく使える言葉です。
Καλημερα.(カリメーラ)よりも友好的になってくれます。感謝は大事ですね。
Παρακαλω.
(パラカロー)
※アクセントは「ー」
→「どうぞ」「どういたしまして」の意。「Ευχαριστω.」に対して使う場合が多い言葉です。
これらの言葉はかなり多用しました。
使えれば、かなりギリシャの人々が喜んでくれます。
…で、さっそくこの白人の方に使ってみましたけれども。
実はこの人フランス人だったらしく。
フランス語を習った経験はなく、とっさに「フランス語で『ありがとう』って何やったっけ?」と2人で言い合う始末。
…いや、「メルシー」くらいすぐ出てきそうなもんだったんですが、その場では残念ながら出てきませんでした。
「間に合ってよかったねー」と言いながら、ご機嫌で元のバス停へ。
イアからのバスを待ちます。
で、来たことは来たんですが、バスはいっぱいで乗れませんでした。
2本待ったんですが乗れず、これはマズイと。
こんなところからでは、バスに乗れないぞと。
寒くもなってきたので、拙い英語力を駆使して近くの店の人に訊いてみると、歩いても10分でフィラの町には行けるそうです。
歩きました。
バス通りなので、そんなに真っ暗でもなく、人通りもそこそこあり、危ない雰囲気はありませんでした。
道中「ケバブ」を使ったファーストフード店があったので、たまにはこんなんもいいかということでそこで夕食を調達。
ケバブのサンドイッチでしたがかなりおいしく、しかも安くて量も多かったため当たりでした。
ケバブ。

そんなこんなで結局サントリーニパレスから歩いてワタシ達の泊まるエル・グレコホテルへ。
歩き疲れ、この日は割とすぐに寝ました。
次の日も終日サントリーニ島です。
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