聞こえないパフォーマー・もりおか見帆
前回の記事では、
自分の不燃焼な想いを受け止めてくれる
「器」についてお話ししました。
今回は、その「器」を見つけた後の、
もう一歩先の気づきについてお話ししたいと思います。
「このままでいいのかな?」と立ち止まっていませんか?
仕事や人間関係、日々の生活の中で
「このままでいいのかな?」と感じたことはありませんか?
「もっと頑張らないと」
「もっとちゃんとしなきゃ」
と、理想の自分を追い求めるうちに、
今の自分に自信が持てなくなったり、どこか息苦しさを感じたり。
そんなふうに、
誰にも言えないモヤモヤを抱えている人は
少なくないでしょう。
実は、以前の私も同じ悩みを持っていました。
どこか不器用で、まっすぐな道を進めない自分
当時の私は、
仕事で「こうあるべき」という
プレッシャーを感じていました。
どこか不器用で、まっすぐな道を進めない
自分を「欠点だ」と思っていました。
まるで、この曲がった野ばらの枝のように。
前回の作品に使われている、
もう一つの大切な要素が野ばらの枝です。
この枝は、決してまっすぐではありません。
あちこちに自由に伸び、不揃いな形をしています。
悩みの原因は「理想の自分」かもしれません
私たちが
「このままでいいのかな?」と感じてしまうのは、
「理想の自分」を追い求めるあまり、
今の自分を否定してしまっているからです。
「もっと完璧に振る舞えたら」
「もっと能力が高ければ」
と、自分の心の中にある
「正解」ばかりを追い求めていませんか?
でも、本当にすべての人生が
完璧である必要があるのでしょうか?
解決策は「不完全さ」を受け入れること
この悩みから解放されるきっかけは、
先生のこの一言でした。
「この枝の曲がりが、
この作品の美しさの軸になる。
そのままの姿が一番美しいんですよ」
その言葉を聞いたとき、
心にストンと落ちてきたのです。
野ばらは、
トゲがなくても、まっすぐじゃなくても、
その姿そのものが美しい。
この気づきは、
自分の人生を肯定する大きなきっかけになりました。
完璧な自分を目指す必要はない。
曲がった道も、不器用さも、
すべてはあなただけの個性であり、
人生という作品を彩る大切な要素です。
自信がなくても、
言葉にできない想いも、
あなただけの表現になります。
大切なのは、
完璧な自分になることではありません。
あなたの心の中にある
「不完全さ」や「不器用さ」を、
ありのままに受け入れてあげることです。
不完全なままで、あなたは美しい。
このメッセージが、
完璧を求めすぎて息苦しさを感じているあなたの、
心の深呼吸につながることを願っています。
もし、あなたが
「このままでいいのかな?」
と立ち止まっているなら、
まずは手帳やメモに、
心の中のモヤモヤした感情を
「完璧じゃなくていい」
という気持ちで書き出してみてください。
どんな想いでも構いません。
その「不完全な想い」を書き出すことが、
今の自分を受け入れる第一歩になります。
あなたが
心の内を言葉にすることで、
どんな変化があったか、
ぜひコメント欄で教えてくださいね。