「 余白に美を感じ、自然から学ぶ 」


【 本日の花材 】

 ・リョウブ
 ・ソリダコ
 ・カンパニュラ


リョウブは多くの葉をつけているため重たく見えてしまう。
バランスを考えながら葉を取り除くことで、あたかも風が入ってくるようなイメージにした。

その足下をピンクと紫のカンパニュラでまとめてみた。全体的に可愛く仕上がったと思う。

ソリダコ(右後方の花)はなくて良かったかも。


余白というのは対象となる部分を引き出すための演出効果であると考えている。
日本ではあえて描かない部分の構図または構成をどうするかが重要なところだと思う。


いけばなの世界では、刻々と変化する花の姿を見て学びを得るという考えがある。
花が多すぎると一輪一輪の花の移ろいを愛でることや余白の美を味わうことができないそう。


ここに日本人の美意識や哲学が凝縮されているのである。