★わざと怒られるようなことをするとき
先日、夫と夜ご飯を食べに行ったときのこと
ちょっとかしこまった雰囲気のところだったので
お客は大人ばかり
子ども連れの場合はきっと個室を選んだ方が周りに気を使わなくていいでしょう。って感じのところだったんです
そこへ
３、４歳くらいの男の子とまだ１歳にもならないくらいの女の子を連れた
お母さんとおばあちゃんの４人家族がやってきました
私のテーブルの斜め前方向なので
私の席からその家族がよく見える
お母さんは、自分の横に妹ちゃんをテーブルにくっつくタイプの椅子に座らせ離乳食や頼んだ食事の中から食べれそうなものを口に運んであげてました
お兄ちゃんの方は、おばあちゃんの横で少し座高の高い椅子に座ってからお母さん、おばあちゃんから分けてもらったお料理を1人で食べてました
我が家も上の二人が2歳差なので
私ともう一人大人と一緒にご飯を食べに行くと必ず
妹は私の隣に座らせ
お兄ちゃんは、夫なり母なり一緒に行った大人の隣に座らせてました
一応お兄ちゃんは1人で食べれるし
妹は食べさせてあげないといけないしね
そのお母さんも妹ちゃんに食べさせながら自分のを食べたり
向かいに座ってるお兄ちゃんに分けてあげたり
妹ちゃんが目の前のお茶碗をひっくり返そうものなら抑えたり
スプーンでカンカン食器を鳴らそうものなら「ダメ」って抑えたり
見ていて
あー、うちもそうだったよなあ
お母さん大変そうだけど
あれくらいの時ってほんと可愛いんだよねえ
がんばってー！と微笑ましく見てました
しばらくして、お兄ちゃんの方はもうお腹いっぱいなのか
椅子から降りて妹ちゃんとお母さんの方へやってきました
お母さんの近くで一生懸命何やら話しかけてます
妹ちゃんももう食べ終えたのか
お箸やお箸の袋やなにやら？おもちゃにできそうなものを手でつかんでぶんぶん振り回してして遊んでます
お母さんはというと
やっと自分の分が食べれるとなったんでしょうね
お兄ちゃんの話を「うんうん」と返事はしてるけど
全く内容聞いてない感じ
一生懸命自分の分を食べてます
まあ、この時、蟹料理だったんで
必死にかぶりつくのはわかります
おばあちゃんと話をしながら
蟹に夢中のお母さん
そのうちお兄ちゃんの声がどんどん大きくなっていきます
だけどお母さんは蟹に夢中
妹ちゃんが振り回しているお箸や他の物は時々
「ダメ」と言って取り上げて
安全そうなものを手渡してる感じだったんですけどね
そしたらね
その大声だしてたお兄ちゃん
お箸を持ってきて妹の椅子をパンパン叩きながら
次に言った言葉
「ねえねえお母さん、ダメって言って」
「そんなことしたらダメって言って」
なんと、お兄ちゃん
自分の話を聞いてくれないお母さん
大声出して話すだけじゃ見向きもしてくれないお母さんに
ダメなことして注意を引こうとしてるんですよ
それを見ていた私
昔の自分と子どもたちとの風景が蘇る
過去の記憶を目の前の他人の子どもが再現してくれてるみたいに
昔の私は同じような場面のとき
すぐにお兄ちゃんに「何してるの！
」って怒ってお箸とりあげてましたよ
何で、お箸をバンバンしたのか？
その子の状況も理解せずに
そのお母さんは、過去の私みたいに怒ったりせず
優しく「ダメ」って言って注意してましたよ
おばあちゃんも優しく、「こっちおいで」って言ってました
子どもはお母さんにかまって欲しい時
自分の話を聞いて欲しい時
わざと怒られるようなことをする
離れて見てると
ほんと、そのまんま。
その通りの子どもの行動に
子どもの純粋な思いが見えました
子どもって
お母さんに認められたい
それだけで生きてるって言えるくらい
お母さんが大好きなんですよね
困った行動を起こすのも
お母さんからの愛情が欲しいだけなんですよね
怒らずに愛情を伝える子育てのコツ
お伝えしています
子育て心理学インストラクター/カウンセラー/セラピスト
全米NLPマスタープラクティショナー
寺倉 じゅん
★怒る以外の方法で
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