八正道の1番目は、「正見〔ショウケン〕」(サンマー・ディッティ)です。
正見〔ショウケン〕
正しい見解・理解。
仏教では、「因果〔インガ〕」―原因と結果―で物事を観〔み〕ます。窓ガラスに石を投げつければ割れます。原因と結果で物事を観るのは正しい見解です。
客観的に、”ありのままの事実”をみて、そこにある因果関係を理解すること。そういったことを続けていき、自分の心のことも万象についても正しい理解に至る。それが正見です。智慧のことです。
観察の結果、すべては無常〔ムジョウ〕、苦(ドゥッカ)であり、苦しみの元は渇愛〔カツアイ〕であるとわかること。それが正見です。
つまり、ありのままにすべてをみれている状態を正見といいます。
ですので、八正道の初めにきますが、正見は悟りの状態を表しているともいえます。そして、2番目以降の項目は、正見に至るため―つまり悟りに至るため―の方法論ということにもなります。
正見については、これくらいで。
ありがとうございました。