ジャスト日本です。
プロレスの見方は多種多様、千差万別だと私は考えています。
かつて落語家・立川談志さんは「落語とは人間の業の肯定である」という名言を残しています。
プロレスもまた色々とあって人間の業を肯定してしまうジャンルなのかなとよく思うのです。
プロレスとは何か?
その答えは人間の指紋の数ほど違うものだと私は考えています。
そんなプロレスを愛する皆さんにスポットを当て、プロレスへの想いをお伺いして、記事としてまとめてみたいと思うようになりました。
有名無名問わず、さまざまな分野から私、ジャスト日本が「この人の話を聞きたい」と強く思う個人的に気になるプロレスファンの方に、プロレスをテーマに色々とお聞きするインタビュー企画。
それが「私とプロレス」です。
今回のゲストは、「ミス・プロレスネイル」ランさんです。
(画像は本人提供です)
ラン
2017年頃からいろんな選手をイメージしたプロレスネイル(ネイリストさん作)をSNSにアップしております。目にした人が少しでもプロレスに興味を持ってくれますように!週末はプロレス会場かなにけん(なにわ健康ランド湯〜トピア)さんに大体居てます(笑)。
【プロモーション情報】
Twitter→ @Lan_plumablanca
Instagram→ nao1225yakk
【プロフィール】
【
【プロモーション情報】
今回は久しぶりの一般のプロレスファンの方にインタビューしました。ただこのランさんの活動がなかなか興味深かったので、お話をお伺いすることにしました。
プロレスを好きになったきっかけ、好きなプロレスラーや名勝負、更にプロレスネイルやサウナについて‥。
是非ご覧ください!
私とプロレス ランさんの場合「第1回 プロレスとの出逢い」
ランさんがプロレスを好きになるきっかけとは?
ーーランさん、このような企画にご協力いただきありがとうございます!今回は「私とプロレス」というテーマで色々とお伺いしますので、よろしくお願いいたします。
ランさん よろしくお願いします!
ーーまず、ランさんがプロレスを好きになったきっかけを教えてください。
ランさん 2017年位に近所に住んでいた友達が、「今、プロレス面白いよ」と言ってはって、その時は全然興味はなかったんですけど、amazonプライム・ビデオの『有田と週刊プロレスと』(くりぃむしちゅーの有田哲平がプロレス初心者をゲストに迎えて、アトランダムに選出された「週刊プロレス」を題材にプロレスから学ぶべき人生の教訓を伝授するトークバラエティ番組)を見てほしいと言われたんですよ。それで試しで拝見するとめちゃくちゃ面白くて!それがプロレスを好きになるきっかけでした。
ーーそうだったんですね!『私とプロレス』では多くの方にインタビューしましたが、『有田と週刊プロレスと』経由でプロレスを好きになった方の話をお聞きするのは初めてですよ。
ランさん 本当ですか(笑)
ーーファーストサマーウイカさんが『有田と週刊プロレスと』がきっかけでプロレスファンになったという話は聞いたことがありますが、これは新しい風ですね(笑)ちなみにどの回を見たとか覚えていますか?
ランさん 友達から「まず内藤(哲也)選手を特集している回を見てほしい」と言われて見ました。友達は内藤選手が好きで、私も『有田と週刊プロレスと』がきっかけで内藤選手のファンになりました。
ーーそうだったんですね!
ランさん 『有田と週刊プロレスと』を見てからすぐに『新日本プロレスワールド』の会員になりましたね。内藤選手の試合が見たくて。
『有田と週刊プロレスと』は私にとってプロレスの教科書
ーー実際に『新日本プロレスワールド』で試合をご覧になってみていかがでしたか。
ランさん びっくりしました!一番最初に見たのが2017年1月4日の東京ドーム大会だったですよ。そもそもドーム規模でプロレスってやってるんやなというのが驚きました(笑)。
ーープロレスに興味がなかったら、野球場の東京ドームで試合をやっているなんて知らないですよね。
ランさん はい、あのような大規模なショーで、雰囲気やお客さんの熱気とか見ていたら、「これは只者じゃないな」「面白いぞ」と思いました。
ーー 『有田と週刊プロレスと』で事前に予習してからプロレスを見ているから、一番いい入り方してんじゃないですか。
ランさん そうかもしれないですね。有田さんの説明が分かりやすかったので、プロレスに対してより入りやすかったと思います。実際に内藤選手の試合を見ると、「有田さんが言っていたのはこういうことだったんだな」と確認できました。 私にとって『有田と週刊プロレスと』はプロレスの教科書です!
勝者にも敗者にも感情移入できるのがプロレス
ーー 今の話だとランさんがご覧になった内藤選手の試合は。棚橋弘至選手とのIWGPインターコンチネンタル戦ですね。
ランさん はい。むっちゃ面白かったです!プロレスラーの試合を決めに行こうとする時のギラギラした覇気や試合における苦しさや悲しみ、楽しさをリングで表現する力とか、そういうのを見ていると感動するんですよ。勝った人にも祝福できて、負けた人にも賛辞を送れたり、感情移入できるのはプロレスしかないよなと私は思いますよ。
ーー 同感です。
ランさん 2017年のイッテンヨンは、内藤選手が棚橋選手に勝った試合だったんですけど、内藤さんが凄いと思う一方で、敗れた棚橋選手にも何かグッとくるものあって、どっちにも感情移入しましたね。
ーー ちなみにちょっとプロレスを見る以前は、どのようなスポーツを見られたんですか。
ランさん スポーツはそこまでハマることはなくて、プロ野球はたまにテレビで見たり、友人に連れられて2〜3回甲子園球場に行って阪神戦を見たことはありますね。あとはオリンピックをちょこちょこテレビで見るくらい。
ーーちなみに初めて好きになったプロレスラーは内藤選手ということでよろしいですか?
ランさん そうですね。最初、プロレスを見始めた頃は内藤選手のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンと世紀軍が闘うことが多くて、タグチジャパンが目立っていたんですよ(笑)。
ーーありましたね!田口隆祐選手が率いる正規軍内ユニットですね。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとタグチジャパンはNEVER6人タッグ王座を巡り抗争を繰り広げてました。
ランさん だからもちろん内藤選手が大好きなんですけど、タグチジャパンも気になりましたね(笑)。メンバーも入れ替わりがあるんですけど、チームとして機能していて、面白かったですね!あと田口選手の発想や着眼点が凄いなと思いました。プロレスなのに、他のスポーツをパクったようなユニフォームを着ていたり(笑)。
ーーハハハ(笑)。
ランさん 同じユニフォームを着てたら、妙にチーム感が出るじゃないですか。なんかそういう意味でも田口選手はすごい発想が面白い人やなと思って(笑)。私がここまでプロレスファンになれたのは内藤選手と田口選手のおかげですね。
初めてのプロレス会場観戦
ーーちなみに初めてプロレスを会場で観戦されたのはいつ頃ですか?
ランさん 2017年4月25日の新日本プロレス・大阪市立中央体育館大会です。
ーー実際に生でプロレスをご覧になっていかがでしたか?
ランさん やっぱりお客さんが本当に会場の雰囲気作ってるんやなということを肌で感じましたね。テレビだと実況や解説の声があるじゃないですか。でも会場で見ると実況や解説がないわけで、お客さんの声しか聞こえてこないんですよね。プロレスの試合の流れとか空気を選手だけじゃなくて、お客さんも一緒に作っているんやと感じたんですよ。それが面白くて楽しくて。
ーー生観戦したからこと感じたことだったんですね。
ランさん お客さんが盛り上がれば選手もそれに何か反応するように盛り上がって、一気に攻めていくんですよ。あと場外乱闘というのも初めてあのとき見まして、飯塚高史選手がどこから入場してくるのか、ドキドキしながら観戦しました(笑)。
ーー飯塚選手は危険生物ですからね(笑)。
ランさん 近くに来ると迫力が凄かったですよ!
新日本プロレスの凄さと魅力とは?
ーーさすがクレイジー坊主ですね(笑)。ここでランさんの好きなプロレス団体である新日本プロレスの凄さと魅力について語ってください。
ランさん 新日本プロレスは私のような初心者でも知ってる選手がたくさんいるのが凄さと魅力だと思うんですよ。棚橋選手、真壁刀義選手、本間朋晃選手、獣神サンダー・ライガーさんは初めて見に行った人でも「テレビで見たことある!」となるわけで。長州力さんや蝶野正洋さんとか世間的に知名度の高いレジェンドも新日本出身ですし、数々のスーパースターを生んだ団体というだけで、初心者からすると「凄いな」とテンションが上がるのかなと思います。
ーーそれだけ新日本は歴史を積み重ねているということですね。テレビで見たことがある選手が自分たちの町に来てくれているというのはテンションが上がりますね。
ランさん そうなんですよ!プロレスを好きなる前からテレビで見ていた真壁選手や本間選手が実際にリングに立ってプロレスをやっていると、「ほんまにプロレスラーやったんやな!」と思いましたから。
DDTプロレスの凄さと魅力とは?
ーーありがとうございます。続きまして、ランさんのもうひとつの好きなプロレス団体・DDTプロレスリングの凄さと魅力について語ってください。
ランさん 2020年からDDTを見るようになりまして、めちゃくちゃ選手とお客さんの距離感が近かったんですよ。それが衝撃的でした。
ーーランさんは新日本からプロレスを見始めているので、DDTを見るとより違いが分かりますよね。初めてDDTを生観戦したのはいつ頃でしたか?
ランさん 2020年9月5日のアゼリア大正大会ですね。選手をあんなに近くで見れたのが初めてだったので、興奮しましたよ。コロナ禍だったので客席の間隔はありましたけど、それでも選手とファンの距離感の近さを感じました。
(第1回終了)
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