私とプロレス 木村公洋さんの場合「最終回 何の仕事をするのかではなく、誰と仕事をするのか」 | ジャスト日本のプロレス考察日誌

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有名無名問わず、さまざまな分野から私、ジャスト日本が「この人の話を聞きたい」と強く思う個人的に気になるプロレス好きの方に、プロレスをテーマに色々とお聞きするインタビュー企画「私とプロレス」。

 
 

 

 

今回のゲストは、PRプランナーの木村公洋さんです。





(写真はご本人提供)

木村公洋(きむらきみひろ) PR戦略プランナー、ライター・コラムニスト。
1978年生まれ。
高校を卒業後、メジャーデビューを目指してバンドを転々とするも25歳で挫折し、放送作家に転身。
主にテレビやラジオの報道・情報番組を担当し、2020年に福岡へ移住。


https://twitter.com/uraihiro
https://note.com/kimihiro_kimura





放送作家としても東京で活動されていた木村さんは現在、福岡に移住し、現在は中小・ベンチャー企業、フリーランスのPRに関するアドバイス・企画立案戦略をサポートしています。

そんな木村さんが語るプロレス話、是非ご覧ください!


私とプロレス 木村公洋さんの場合「第2回(最終回) 何の仕事をするのかではなく、誰と仕事をするのか」


 
放送作家時代の思い出

ーー木村さんはかつて放送作家としてさまざまなテレビやラジオ番組に携わっていました。プロレス絡みで放送作家時代の思い出を語ってください。
 
木村さん 2008年~2010年までCSチャンネル・日テレNEWS24をを中心に月一で放送された『およよん NEWS&TALK』という丸岡いずみさんと吉田豪さんの番組がありまして僕はスタッフとして参加してたんですよ。
 
ーーありましたね!面白い番組だったんですよ。
 
木村さん プロ書評家の吉田豪さんをテレビに引っ張ってこれたのは大きかったんですよ。豪さんの毒舌に当時日本テレビ報道局キャスターの丸岡さんがフォローする図式になるかなと思いきや、丸岡さんの方が毒舌だった(笑)。
 
ーーハハハ(笑)。
 
木村さん だから豪さんが丸岡さんをフォローする立場になってたんですよ(笑)。
 
ーー個人的には丸岡さんの魅力が一番出ていた番組だったように思いますよ。
 
木村さん あの番組、CSと一部の日本テレビのネット局しかやってなかったので、レギュラーの深夜放送なら、大変だったんじゃないですか(笑)。企画が曲を作って、豪さんと丸岡さんとスタッフが会場にお客さんを集めて、一曲歌うというわけのわからないヤツもありましたよ(笑)。
 
ーーハハハ(笑)。
 
木村さん 『およよん NEWS&TALK』が終わってから一年くらいちょっとした豪さんのブームがきて、やたら地上波に呼ばれるという(笑)。
 
ーー豪さんは『情熱大陸』まで出てましたからね。
 
木村さん あとノアにいた青木篤志選手がゲストに出た回で、彼の技名を出演者で考えたコーナーもありましたね。
 
ーースパイラル・ポセイドン(腕決めノーザンライト・ボム)という技名で、丸岡さんが命名したんですよ。
 
木村さん そうなんですよ。吉田豪さんは相当なプロレスファンですし、丸岡さんは小橋さんの大ファンだったので、『およよん NEWS&TALK』のプロレス企画は面白かったですよね。 


PRプランナーのお仕事
 

ーーありがとうございます。木村さんは現在、福岡に移住されてPRプランナーとしてご活躍されていますが、PRプランナーをしていく上でプロレスから受けた影響はありますか?
 
木村さん プロレスはストーリーテリングが大事だと思うんですよ。選手の一人一人にちゃんとストーリーがあって、若手からベテランまでSNSを使って発信しているのは、これは観客動員に向けてのPRになりますよね。ストーリーを伝えるまでのディティールはプロレスから学んだ部分もあるかもしれません。
 
ーー具体的にPRプランナーとはどのようなお仕事なんですか?
 
木村さん 「いいモノは須く世に広まるべきである」を信念にして、中小・地方・ベンチャー企業のメディア露出や売上アップのための話題作りをサポートするのがPRプランナーというお仕事です。業種は問いません。あと福岡県に関するコラムも書かせていただいています。
 
ーー木村さんが書かれたコラム、面白かったですよ。
 
木村さん ありがとうございます。


好きなプロレス名勝負    
 
ーーここで木村さんに好きなプロレス名勝負を三試合、あげていただいてもよろしいでしょうか。
 
木村さん まずは、髙田延彦VS田村潔司(2002年11月24日PRIDE東京ドーム)ですね。
 
ーー髙田さんの引退試合ですね。
 
木村さん あとは天龍源一郎VSオカダ・カズチカ(2015年11月15日天龍プロジェクト・両国国技館)。天龍さんの引退試合です。それと、会場にいた武藤敬司VS髙田延彦(1995年10月9日新日本プロレス・東京ドーム)ですね。
 
ーー伝説の「10.9」!
 
木村さん 武藤VS髙田の会場の雰囲気は恐らく二度と味わえないでしょうね。熱気と緊張感が凄すぎて…。
 
ーーあの場にいたことは誇っていいと思いますよ。
 
木村さん 色々なプロレスを会場で観戦しましたけど、「10.9」はプロレスの歴史に残る大会でしたので、あれは現地で見届けることができてよかったと思います。全日本の東京ドーム大会も見に行ったのは、これはまた違った雰囲気だったんですよ。
 
ーー全日本の東京ドーム大会は、普段からやっている日本武道館大会を少しスケールアップしたものを提供していたように思いますね。
 
木村さん そうですよね。今度、武藤さんの引退試合が東京ドームであるじゃないですか。
 
ーー2023年2月21日に東京ドーム大会で引退しますね。
 
木村さん あの興行は気になりますね。武藤さんは引退試合でも伝説を作ろうとしている。


今後について
 
ーーありがとうございます。では木村さんの今後についてお聞かせください。
 
木村さん 僕は何の仕事をするというより、誰と仕事をするのかというモットーがあるんです。だから色々な皆さんとのご縁を大事にしながら、色々なお仕事ができればいいなと思っています。実は九州プロレスが2023年8月6日に福岡国際センターでビッグマッチを開催するんですよ。
 
ーー九州プロレス15周年記念大会ですね。
 
木村さん 九州プロレスには、『ゴリパラ見聞録』のディレクターを務めていた永山哲平さんという優秀なテレビマンがフロント入りしているんですよ。地方に根付くエンターテインメントとしてのプロレスの可能性をもっと広げるお手伝いができればと考えています。

 
ーー九州プロレスは地方発全国区に発信できるポテンシャルを持っているので、期待してます。最後の質問になります。木村さんにとってプロレスとは何ですか?
 
木村さん プロレスとは…生き様ですね。プロレスラーは試合も生活も含めて、あらゆる場面で、プロレスラーとしての生き様を誰かに見せつけて、誰かに見られているんです。プロレスラーが体現する生き様や美学に、僕もそのような生き方ができればいいなと思います。
 
ーー木村さん、これでインタビューは終了です。ありがとうございました。
 
木村さん こちらこそありがとうございました。
 
(『私とプロレス 木村公洋さんの場合』完/第2回終了)