微笑みのワルキューレ~ライター・池田園子さんとのご縁~ | ジャスト日本のプロレス考察日誌

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プロレスやエンタメ関係の記事を執筆しているライターのブログ

私がプロレスブログを運営することになって、もうすぐ5年になります。最初はTwitterで書いていたプロレスシリーズの保存用で始めたのがアメブロです。その中で新旧洋邦のレスラー人生を考察する「俺達のプロレスラーDX」という看板連載を生むことができました。

人それぞれブログ記事を書くときの心構えは違うだろうし、スタンスも人それぞれだが、私は自己満足に走らないこと、書く限りは一人でも多くの皆さんに読んでもらってプロレスを伝えたいといったことに心掛けてきました。

そのためにはブログのアクセス数は今でもかなり気にしてます。そのための一環として、ヤフーのリアルタイム検索で毎日Twitterの動向をチェックしています。エゴサーチも情報収集のためにやってます。読んでもらわなければ書いた意味はない。それはブログを始めた当初から今も変わりません。

ブログの記事を誉めていただいたり、批判をされたりすることはたまにあります。シンパもアンチもいるとは思います。どんな反応でも見てくださっているというのはやっぱり嬉しいし、ありがたいです。でもだからといって悦に浸ることはありません。自分の文章に酔ったことは一度もなく、文章は大切に扱わないといけないという責任はどこかにあるので、酔っていては足元をすくわれると思っています。「勝って兜の緒を締めよ」ということです。

そんなある日のこと。いつものようにエゴサーチをすると私が書いた「俺達のプロレスラーDX」飯塚高史選手の回が紹介されていました。



第一感想を正直に言います。

池田園子さん(以下 池田さん)?誰なんだ?(笑)

失礼ながら私は池田さんを存じ上げませんでした。

ちなみにこちらが池田さんです。



この二枚の写真は池田さんからいただきました。ありがとうございます!麗しいそのお姿!和服が本当に似合っております(笑)

実はこの頃は色々とあってTwitter活動を長きに渡り休止をしていた時期で、ブログ更新に集中して、Twitterはエゴサーチしたり、リアルタイム検索をメインにしていました。

私の記事は男性読者が多い中で、女性に紹介していただき評価をしていただきありがたかったのですが、この時はあまり気に止めていなかったように思いますよ。ただツイートが日が経つにつれてかなり気になるんですよ。

池田さんって何者なのだろう…。

私は池田さんについて調べることにしました。すると凄い方だったことがわかります。

池田園子
Twitterアカウント @sonoko0511 
DRESS編集長。楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは人間の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。趣味のひとつはプロレス観戦。DRESSプロレス部 部長補佐を務める。著書に『はたらく人の結婚しない生き方』がある。

池田さんは「自分らしく輝きたい女性のためのWebメディア」DRESS編集長で敏腕ライターだったのです。しかも誕生日が私と同じ5月11日ということが判明します。こんなことがあるのですね。ビックリしました!

心の中の高田モンスター軍・高田総統が私に「ビビったか!たじろいたか!」と言ってきましたよ(笑)

はい!ビビりましたし、たじろきました!!

私は彼女に心の中で土下座をしました。よく考えると編集者やライターさんに自分の記事が評価されたのがこれが初めてでした。そしてこれが私と池田さんとの"ご縁"の始まりだったのです。

池田さんがTwitterで私の記事を紹介していただいた数か月後のこと。ごきげんビジネス出版社様から直接ブログにオファーがあり、電子書籍を出すことになりました。

2017年9月にブログ連載「俺達のプロレスラーDX」を原作とした電子書籍「俺達が愛するプロレスラー劇場 vol.1」を発売されました。



内容に自信があったので、意気揚々と乗り込んだわけですが、これがうまくいきませんでした。要はこの作品が皆さんに知られていなかったんですよ。担当の編集者とも色々と打ち合わせして今後の協議をしていくなかで、もっと自分の活動を知ってもらうために「もう二度と戻らない」と心に誓っていたTwitterを再開することにしました。電子書籍の宣伝はもちろん、プロレスについて感じることや諸々をツイートしたりして、まずは「ジャスト日本」というプロレスブロガーを知ってもらうことにしました。

Twitterを再開してから、私は池田さんと相互フォローの関係となり、以前記事を紹介していだいたお礼をさせていただきました。そこで意を決して私はダメ元で池田さんにこんなお願いをすることにしました。

「この電子書籍のレビュー記事を書いていただけませんか?」

とにかく私は必死でした。この電子書籍がもっと多くの皆さんに読んでほしい、もっと知られてほしい。でもそのためにどうすればいいのか分かりませんでした。だから彼女へのお願いは一種の賭けでした。

しかし池田さんは私の依頼を快く応えくださりました。こうして生れたのがこちらの記事です。


池田さんが編集長を務めるDRESSで私の電子書籍が紹介されたのです!本当に嬉しかった…。その記事もきちんと購買意欲を沸かせるように書かれていて、鈴木みのる選手の回を一部紹介する内容でした。その節は本当にありがとうございました!

ちなみに池田さんがレビュー記事を書かれてから8カ月後、なんと鈴木みのる選手本人がTwitterで紹介してくださいました。


池田さん、めちゃくちゃ感激されていました。本当にお世話になりっぱなしだったので、これで少しは恩返しでしたかなとこの時、思いました。



池田さんとのご縁に感謝しながら、活動を進めていく私。この時になると多くの皆さんにプロレスとプロレスラーを伝えていくことをより一歩踏み込んでやりたくなりました。イベントをやるとか、プロレス飲み会をやるとか…。

2018年4月に私は打ち合わせも兼ねて東京にいくことにしました。


せっかく東京にいくので、池田さんにはお会いしてご挨拶したかったのですが、スケジュールの都合により会えませんでした。残念!実はスケジュールが合えば、夜の「俺達の大プロレス飲み会 vol.0」に参加してもらう予定でした。

それから三ヶ月の2018年7月、私は勝負に出ます。電子書籍でお世話になったごきげんビジネス出版社様主催で東京・新宿で初のトークイベント「俺達のプロレストーークvol.1」が開催することになりました。大勢の人前でプロレス話をするのは生まれて初めてです。


詳しくはこちらを読んでいただければありがたいです!


澤宗紀さんにゲストに招いたトークイベントは盛況の末、あっという間に幕を閉じました。

トークイベント後には近くのハワイアンバルで「俺達の大プロレス飲み会 vol.2」を開催し、澤さんと澤さんから紹介していただきプロレスリングBASARAの阿部史典選手が参加することになりました。この飲み会に私はサプライズゲストを呼びたいと考えていました。色々と思案するなかで、第一候補となったのは鈴木秀樹選手でした。4月のプロレス飲み会に集まったメンバーがもしこの選手が来たら絶対に喜んでくれるのは誰か、また自分自身がこの人のプロレス話が聞きたい。そういった観点から鈴木秀樹選手ならば、皆さん喜んでくれると思ったのです。

しかし私と鈴木秀樹選手には繋がりはありません。サプライズゲストなので水面下で交渉しないといけません。そこでふとあることを思い出しました。

確か池田さん、鈴木秀樹選手と繋がりがあったよなぁ。


この連載は池田さんが構成を担当していることを知った私は池田さんに「鈴木秀樹選手をプロレス飲み会のサプライズゲストとして呼びたいのでご協力していただけませんか」とお願いしました。すると池田さんは早速対応していただき、鈴木秀樹選手と私の間を取り持ってくださいました。こうして交渉の末、鈴木秀樹選手のサプライズゲストが実現したのです。池田さんのおかげです。間違いありません!私の力では何もできませんでしたから。

7月のプロレス飲み会、私は鈴木秀樹選手のサプライズゲストを呼んだ経緯を参加者の皆さんに説明した上でこう言いました。

「池田園子さんのおかげです。池田さんがいたから、鈴木秀樹選手をサプライズゲストとしてお越しいただくことができました。ありがとうございます!」

私は7月の東京遠征で遂に池田さんと念願の初対面を果たします。どんな内容を話したのか、そりゃ90分プロレス話オンリーです!詳しい内容は先程紹介した東京遠征記の記事に書かせていただいています。

とにかくめちゃくちゃ心地よかったですねぇ。このままずっと池田さんとプロレス話で盛り上がれたら楽しいだろうなぁと思いながら駒込の喫茶店でトークしていましたね。池田さん、ありがとうございました!本当にいい思い出ですよ。

そこからです。池田さんにより興味が湧いてきたのです。
池田さんが書かれた記事はよくチェックするようになりましたし、その感想もご本人にお伝えしていました。Twitterでもよくやり取りもしました。色々と相談もしましたし、逆に「私に言ってくださっていいのですか!」というお話もお聞きましたし悩みも聞きました。今もその関係は変わりません。これからもよろしくお願いいたします!

ちなみにこちらが池田さんがよく書かれているnoteです。池田さんの日常と仕事ぶりがよく分かると思います!


ここで池田さんについて感じていることを述べたいと思います。

まず池田さんの凄さはその幅広い守備範囲です。ライターとして書く内容もそうです。池田さんの趣味であるプロレスや相撲をはじめ、旅、家庭、介護、性や芸能人のインタビューに至るまで多岐に渡ります。彼女のアンテナは相当性能がいいのでしょうね。これは仕事だけでなくプライベートもそうなのだと思いますが、興味があることに対してめちゃくちゃ貪欲なんですよね。それも自分の人生を豊かに彩る大切なアイテムとしている。そして好きなものは短期間で深く掘って、そのジャンルの深層を掴み取ってしまう。彼女はプロレスファン歴も2019年現在で3年くらいですよ。でも凄い才能だと思います。脳の吸収力が半端ないのでしょうね。とにかく羨ましいです。それからひとりカラオケ、ひとり焼肉、熟女パブでアルバイト、ストリップ劇場観覧、盆栽など(まるでゴージャス松野の入場テーマみたいに長々となってしまったが…)その趣味や楽しみ方の守備範囲も広いんです。

ちなみに池田さんは最近は相撲にはまっている印象が強いですね。最新の記事も相撲です!


また池田さんの文章について。これがまたオリジナルなんですよ。この例えが適切かどうかは分かりませんが、彼女の文章はぬるま湯なんです。熱湯でも冷水でもない。一定のほどよい温度がある文章を書かれるんです。だから主観を書いたとしても、暑苦しさとか冷酷さがまったくなくて、心地がいいんですよね。まるで胃に優しいバファリンみたいな感じですよ。特に池田さんの旅の記事は「あっ、ここに行ってみたいな」って思わせるものが多いです。この記事は特に面白かった!


さて、人間・池田さんについてです。彼女は心をフルヌードできるんです。それを文章表現できる。でもそれは荒々しい剥出しとなったものではなく、優雅で麗しい。やっぱりおしゃれなんですよ。あとめちゃくちゃ大人の女性です。1980年生まれの中年となった私より年下なのですが、池田さんの方がかなり大人です。頼れる姉御さんですよ!

尾崎ムギ子さんも自分を曝け出す文章表現できる人ですが、その手法が違います。プロレスラーで例えるとムギ子さんが大家健ならば、池田さんは奥が深く「相手がジルバを踊れば、私もジルバを踊る」ニック・ボックウィンクルなんです。とにかく接してみて感じるのは池田さん自体が沼じゃないのかと思うくらい底が知れないんです。

また池田さんもムギ子さんも自分の弱さを知っています。悩んでいることも多いかと思います。でも弱さや悩みに対するアプローチも二人は違うんです。ムギ子さんは恐らくひさすら前に不器用に走っていくタイプ。でも池田さんはその走り方や方向を変えたりと様々なアプローチ手段を持って、その弱さや悩みを克服していこうというタイプなんです。ということで池田さんはやっぱり強い人なんです!

そういえばこんなことがありました。私自身がこの活動を進めていくにあたり、ある時にトラブルをおこしてしまい色々な方々にご迷惑をかけてしまったことがありました。どんな内容かは言及はしませんし、今も反省しているのです。

プロレスにこれ以上関わってはいけないと思い悩みました。ここで私はトラブル解決の次にやらないといけなかったのは、プロレスで繋がった皆さんとの関係です。まず失いたくなったのは、池田さんでした。私は初めて池田さんに直接お電話して、この件について正直に事情を説明しました。すると彼女はこう言ってくれました。

「私はジャストさんの話をきちんと聞きましたし、この件はジャストさんの言うことを信じます」

この言葉に私は救われました。心で号泣しましたよ…。

池田さんについて考えていると何故かこの人の曲が浮かんだのです。



ラッパーのDOTAMAさんの「音楽ワルキューレ3」という作品です。この曲のリリックにこんな一節があります。

音楽の女神は気まぐれ 全てのアーティストが 君を待ってる
素敵な曲を 歌って 作って 君のコト 待ってる
女神は気まぐれ でも 俺はずっと君のコト 待ってる


そうなんですよ。池田さんは僕の人生を変えてくれた女神なんですよ。多分この歌詞のような心境で私は池田さんと交流しているんですよ。
そもそも田舎者の私にとって数少ない東京在住の誇れる知り合い(一方的かなと思いますが、内心は心の友だと思っています)…それが池田さんなのです。このご縁に感謝ですよ!人間いつ死ぬか分かりませんので、感謝の気持ちというのは生きているうちにお伝えしておこうと思いましたので、今回ブログで詳しく池田さんとのご縁について書きました。

私の恩人・池田園子さんは微笑みのワルキューレ。
これからもご活躍に期待しています!
なんてったって、私は人間・池田園子さんの大ファンですから!