忙しくて、疲れもあって。

思いを文字にする作業までたどり着けなかった。

 

 

年度が替わって私の給料は、申し訳程度に上がった。

(代表は)あんなに罵倒していたのに昇給はさせるんだ…と意外に思ったが

物価上昇率からは程遠く、実質的には減給なのかも…

 

いつ辞めると言おうか…と考えつつ、一人で仕事してゆく不安も頭をもたげる。

そんなこんなで、夜よく寝付けず

無理して動いていたら、ある日寒気がして…ふらついた。

これはまずい…と慌てて横になる。

身体が悲鳴を上げていた。

もう、若くは無いのだ。

 

 

誰も代わってはくれないので、何とか奮い立たせて仕事をしていたら、

またも代表からの呼び出しが。

もう、何を言われても驚かないけど、嫌なものは嫌だ。

身構えて面談を受ける。

 

議題は例のややこしい仕事について。

私を貶める言葉をちょいちょい挟みつつも、以前の言い方と少し変わったところは、

私に文句を言うために?今までよく見ていなかったこの仕事の中身を見て現実を知ったのか、

「全てが空さんのせいという訳ではないが」…というセリフを何度か口にした事だった。

 

余りに手が掛かり過ぎる現実を知ったのか、契約を解除するのだそうだ。

あんなに私の不出来を詰り、まるで諸悪の根源のような言い方をしていたのに…

私を外したところで、他になり手はいないらしい。

(少しは謝ってくれてもいいのに…と頭の片隅で思ったけれど…もう、どうでもいい。)

 

この仕事が無くなる事になり、私は異動を提示された。

(たぶんだけど、代表は私を側に置いておきたくないのだろう。)

体よく飛ばされる先もまた茨の道…私の心はもう決まっている。

 

回答は急がないと言われたので、繁忙期が終わったら回答しますと答え

笑顔でその場を後にした。