頭が良くて努力家の友人達

頭はキレるが口もキレる

向かう敵は容赦なく

バッサバッサと斬り倒す


私はそんな彼女達を

羨望の眼差しで見上げ

彼女達は愚鈍な私を

先回りして助けてくれた


彼女らの矛先は時に私に向かう。

最初は同意すらして、気にもとめなかった。


しかし…いつの頃からか

それが耐え難くなってきた。


努力しても彼女達の水準まで達せない。

彼女らは達せない私を完全否定する。

なにも、そこまで言わなくても…と思い、反論した。


すると、ある日バッサリ切り捨てられる。

…え?私、何したんだろう…


彼女達に貰った沢山のものは一つも返せていない。

お礼を言いたいと思っても

とりつく島も無い彼女らに

どう声を掛けたら良いか…思いあぐねる。



もう…いい。

切りたかったのだから

切り捨てられよう。


彼女らに貰った恩は

心の中で感謝して。


またいつか、再会する日が来たなら

また、それが天国で、となったとしても

その時に、言えなかったお礼を言おう。